markdadaoの日記

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始発電車を待ちながら

東京駅丸の内北口改札口にある東京ステーションギャラリーがあり、東京駅復原工事完成記念展として「始発電車を待ちながら」というテーマで開催されていた。
受付を通りエレベーターで3階まで行き、そこから順次下りてくるコースになっていた。最初に感心したのは、クワクボリョウタ作のLED電球を付けた鉄道模型を走らせた影絵。日常品のプラスチックの籠やパイプなどを線路の外へ配置し、鉄道模型のLED電球から照らし出された周囲の影絵の動きが幻想的である。
2階のヤマガミユキヒロの「東京駅の眺望」という作品は感動的であった。東京駅丸の内駅舎修原工事のプレハブ住宅を左手に、前面は工事用の塀にめぐらされ、東京駅の奥では3本ぐらいのクレーンが動いており、屋根の修復に工事作業者が動いている様が、朝の太陽が昇る時の建物に遮られたところの暗さと、太陽の明るさのコントラストや、次第に太陽が頭上に昇り駅舎全体が明るくなり、そして夕暮れを迎え夕日に映える駅舎から宵闇に包まれ街路灯の淋しさから、漆黒の闇の中に埋もれるまでを光だけで演出をしている。一連の動きが終わり、学芸員と思しき方がいたので「1サイクルどの程度の時間ですか?」と尋ねた。何と5分程度だとのこと。30分ぐらいは見ていたような感覚であった。
そういえば夕闇が迫る時、雲の流れる様を思い出し、「最近は忙しすぎたな」と反省しきり。
中は写真が取れないので、入口付近と2階の休憩コーナーから外を見た写真を添付。