markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

「効果的なプロジェクトのための手引き」を読んで

私が手掛けた社会奉仕・国際奉仕事業は、すべて人との縁がきっかけであった。
しかし、国際ロータリーの一つのリソースに「活動する地域社会:効果的なプロジェクトのための手引き」があり、これをひも解くとその奉仕事業が成功することを約束されているように手順が記載されてある。まさに「戦わずして勝つ」である。
基本はCheck-Plan-Do-Seeでまわされている。最初のCheckは「地域調査の実施」http://www.rotary.org/RIdocuments/ja_pdf/605c_ja.pdfであり、方法は以下の通り。
1. アンケート調査
2. 地域資産調査(人材・組織的資産・物質的資産・クラブ資産)
3. 地域マップの作成
4. 地域住民の日課調査
5. 年間活動調査
6. 地元関係者との懇談会
7. フォーカスグループ(座談会)
8. パネル討論
地域の問題点だけを抽出するのではなく、強み(利点)もクリアーにして新たなる地域の発展や改善に貢献出来るとしてます。また、地域の様々な人に協力を仰ぐことで、プロジェクトへの支援や交流につながるとしてます。

2番目のPlanはクラブ奉仕プロジェクト委員会http://www.rotary.org/RIdocuments/ja_pdf/226d_ja.pdfの設立と、効果的な目標を設定し、スケジューリング、予算化そして透明性と説明責任により協力者への情報開示、更に法的責任と保護により事故や緊急時の対策を行ってます。

3番目のDoですが、パートナーとの協力及び資金調達が掲げられています。地元の団体や企業が参加すれば、地域の人々がプロジェクトを「自分たちのもの」と感じ、地域の発展や活性化にもつながると考えてます。また、日本では馴染みの少ないRCC(ロータリー地域社会共同体)http://www.rotary.org/ja/ServiceAndFellowship/collaborate/rcc/Pages/ridefault.aspxの協力は事業遂行に現場でとても助かっています。
そのほか、広報やロータリーマークの使用も大いに役に立ちます。

4番目のSeeは成果の評価です。事業開始前から「効果的な目標設定」にて数値で計測できる要素を取り入れていますので、数値による成果の確認は容易です。データー分析・アンケート調査・事例研究後、評価報告書を作成します。他クラブの参考になる成功事例は、国際ロータリーのサービス部門で集約してます。