markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

歴代理事長会

久しぶりで萬屋料理店の暖簾をくぐると、奥様が私達を迎えてくれた。玄関には時期のススキが挿してある。風情のあるお店である。
私達の青年会議所では、年1回理事長経験者が集まって懇親をする会がある。毎年18代理事長のこの割烹料理屋で行われるのが習わしのようである。
席次は年代順のようで、今晩の会では最長老が80歳で私は上から4番目になってしまった。青年会議所との名称から、懇談と言えども会議形式で行われ、議題は現役の年間事業報告と次年度理事長の所信資料となっている。議題とのことだが、採決をするわけではなく実際は報告の様なものだ。この組織が継続できる為の、一つの行事であろう。
11月18日に富岡で行われる群馬ブロックの懇談会の世話クラブとして、シニアの皆さまの参加を依頼することが、今夜の出席の主な理由であった。
懇親会は蔵を改修した部屋へ移動、昔話が多く飛び交った。懐かしい人の名前が出たり、私が知らなかった経緯を聞いたりして興味深い話であった。しかし、2次会は遠慮して帰宅する。

現役の会員は全員ネクタイ・スーツ姿で直立不動で出迎えたりして、緊張の面持ちであった。私も現役のころはそのような心持であったのか?定かではない。先輩を尊敬する気持ちはあったろうが、緊張した記憶がない。あの頃は今より攻撃的で、鼻持ちならない後輩に写っていたのかもしれない。そうか、この町に来て15年経ったころで、この頃から仕事以外に町を知り始めたのだ。そして、この町のスピードの遅さにいつもイライラしていた。それが今じゃ、この町の浦島太郎になりつつある。