markdadaoの日記

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多賀城RC来訪


多賀城RCの会長と奥様・幹事・会長エレクトと奥様・パスト会長の6名が私達の例会に来られた。目的は一昨年の多賀城市へのボランティアへの御礼とのこと。
震災時の会長であった大場元会長が経過を説明、佐藤会長が御礼を述べ、宮城幹事が近況を説明、会長エレクトで震災当時の幹事であった横田さんが今後の奉仕事業への協力要請をスピーチされた。短時間のリレー形式でスムーズな話をされた裏話は、移動時の車中で打ち合わせをしたとのことで笑いを得た。
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多賀城市の復旧は早かったが、周辺地域はまだまだ回復に時間がかかっているそうだ。それぞれが被災し、「命からがら助かり友人や親族の犠牲を乗り越え、立派に生きてゆくことが自分に課せられた役割」と横田さんが語る。後で奥様から「被災後犬を散歩している人を見かけ怒りを覚えた」とのこと。これは、多賀城市は3分の1が被災し自分達は2m近い水害を被り、生きるのがやっとの時、震災の被害を受けない地域の人たちが、何もなかったかのように平穏に生活をしている姿を見て、憤りを感じたそうだ。当時これも聞いた話だが、被災されていない地域の若者が、ボランティアをするわけでもなく、被災地で車を乗り回し顰蹙を買ったそうだ。

実際に被害を受けた人たちの痛みを、どのくらい感じることが出来るのかがその人の人間性であろう。周りの後押しもあって、1か月後に現地でボランティアを体験し、被災者の心に少しでも近づくことが出来たのは忘れ得ぬことであった。帰宅して3日間ほど、就寝時うなされた自分は、皆で助け合わなければ人間社会を維持できない事を知った。そして、今日6人の多賀城の方が来訪されたことに、復興の進捗を感じた。
例会後、雨が強くなり今井先輩の事務所を訪問し、先輩の演じる紙芝居を見ていただいた。幸い雨が上がり、ユネスコ産業世界遺産候補地の旧官営富岡製糸場を、これも今井先輩の案内で6名が見学された。そして近所の喫茶店で休憩し、一同は今夜の宿泊先の磯部温泉に向かった。