markdadaoの日記

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四万やまぐち館


フィリピンの姉妹クラブの同期の会長が仕事で群馬に来ており、宿泊先の四万温泉に向かった。車で約2時間かかるので、3時ごろ出発した。途中どうしても眠くなり、街道沿いでトウモロコシを焼いている農家の出店があり車を停める。焼きトウモロコシを買い、井戸水で飲み物を冷やしている桶に柄杓があったので、それで顔を洗い眠気を覚ます。

八つ場ダムの工事の為か、新しいバイパス道路が出来、迷いながらもようやく四万温泉街に到着。川沿いに大きな建物の四万やまぐち館を見る。駐車場で日帰りを告げ玄関をくぐると、ちょうど後輩のN君が帳場にいた。彼の実姉がここの女将をしており、彼は家族で来ていた。部屋に案内され、早速風呂に行く。夕食の時間が迫っていたため、1階の檜大浴場「薬師の湯」につかる。趣きのある引き戸から浴場に入り、右手に掛け湯がある。ぬる目とちょっと熱い風呂がそれぞれあり、奥に名前の通り「薬師瑠璃光如来」があった。

この四万やまぐち館は創業350年の歴史がある。全体的に懐古調でそんなに大きくなく、誠に落ちつける温泉である。1階、2階と呼ばず1丁目、2丁目と呼び、最上階の7階の7丁目には特別室がある。露天風呂がついており眺めの良い清潔な部屋であった。
露天風呂は「お題目大露天風呂」と渓流露天風呂「四万川の湯」があり、そのほか貸切露天風呂が4つある。
それぞれのフロアーには月見台ラウンジがあり、これも懐古的な落ちついた雰囲気を醸し出している。この日は満月の為、提灯をもったお客さん達が、旅館の案内で月見が出来る広場へ出かけるとことであった。このほか女将の語りで毎日紙芝居をやっているようである。
収容人員280名(一般客室57室・特別室3室・洋室17室)の中堅旅館であるが、ホッとする懐かしさとお客様を飽きさせない趣向を凝らしたイベントを行う本物の旅館である。
群馬県 四万温泉 四万やまぐち館【オフィシャルサイト】