markdadaoの日記

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更生保護

クラブの卓話で保護司を行っている会員が「更生保護」について話された。

更生とは外から良い状態に変えることである。犯罪者が罪を償い、その再出発を支援する人が更生保護司である。
この保護司は全国で5万人ほどおり立場は非国家公務員であり、ボランティアで無報酬である。そして保護司会を構成し会費収入で運営されている。群馬県内に13地区に分類され、富岡地区は1市2町1村の区割りとなっている。更に、雇用主会や更生保護女性会が協力支援している。
うちのクラブ会員から私以外に保護司が一人と雇用主会の会長がいる。富岡の定員は48名であるが5名の保護司が欠員である。任用は65歳までであり、定年が75歳。保護司となると2カ月に1回研修に参加する。また、対象者が犯罪者であるので、保護司を引きうけるのに家族から反対されたり、逆恨みを受けることを懸念する。最近では危害を受けた事例もある。そういう事で保護司の成り手が無い。
同地区内には1号観察者(20歳までの保護観察を受けた者)が7名、2号観察者(少年院から仮退院を許可された者)が2名、3号観察者(成人で仮出獄を許可された者)が3名、4号観察者(刑執行が猶予された保護観察を付された者)が5名の17名と32名の収攬者が保護司の対象者となる。但し、前橋にいる国家公務員であるプロの保護観察士がこの対象者と面接をする際支援する。
「社会を明るする運動」は戦後東京銀座で始まり、7,8月は強調月間として犯罪防止活動を62年間行っている。これは法務省が主管となり、各地区の保護会がパレードや作文コンクールなどで啓もう活動を行っている。
家庭・地域での犯罪への抑止力低下のため、また、職業に就く支援を事業主会が支援し地域で受け入れられる活動を行っている。

仕事(ボランティア)で躊躇し、その後正式にお断りをしたことがある。従って保護司の方々には頭が下がる思いであり、私達も地域社会で差別をなくし受け止める心構えが求められている。そして、うちのクラブの3名の会員を誇りに思う。