markdadaoの日記

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祇園祭の山鉾そして屏風祭


7月は京都の暑い祇園祭が開催される。天気予報では晴れ間が無いと言っていたが、時折雲間から日射しがこぼれ30℃以上の蒸し暑さ。

メイン通りの四条通烏丸通は有名な長刀鉾や月鉾が配置されている。私は室町通新町通にある鉾を見て回った。そしてそれらの鉾がある町屋に屏風を陳列している。格子の隙間からレンズを差し込み、歴史あるきらびやかな屏風を撮る。中でも、一面の琴と屏風は本物を感じた。母がお琴の師匠だったので珍しいくはなかったが、この竜舌(りゅうぜつ)と柱(じ)の蒔絵は一味違った。

祇園祭は歴史上有力な商人の影響が大きく、今でも裏通りにある山鉾の前である会社(大きな商店)の関係者が集まり、お祭り姿のその社長がマイクで挨拶をしていた。喉が渇いたのである繊維関係のお店の前にある出店で冷えた日本茶を買い、一気に飲んだのだがその紙コップの捨て場に困った。足を投げ出していた男が手を差し出すのでそれを手渡した。その時、近所の人が「専務!どうですか?」とかその男に話しかけた。また、ある店の格子戸から派手な模様の浴衣に赤い紐を帯び代わりにした男がのそりと出てきた。そして人を一瞥すると、隣の自宅らしき中へ入って行った。


帰りに町屋のカフェーを覗く、そして膳處漢の前を通る。ここも店前に出店を出し、長蛇の列の客を相手にしみだれ豚饅を販売していた。