markdadaoの日記

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舌痛症の漢方処置

友人夫妻は歯科医師で、奥さまは中医学を取り入れ漢方を研究され、A級中医師の資格をもっている。今日は休診日で友人は実家へ戻ってきているので、家人の「舌痛症」の相談に伺う。最近中年以降の女性にこの症状を見る人が多く、私の知人でも何人かいる。
医師の話では閉経以降の女性のホルモンバランスの崩れにより、肝臓からの血流トラブルにより目まいや舌痛を招くのだそうだ。そしてベロの血液循環が悪いので、苦みや痛みを感じるのだ。そこで心臓の働きを良くするため、冠状動脈を広げると、めまいの発生も抑えることが出来る。
最近抗うつ薬による処方もあるのだが、眠剤同様依存症は免れない。従って抗うつ剤を服用している人が、漢方薬に切りかえるにはそれを断つことから始めなければならない。誘眠剤が断ちきれない人は、日常肉体労働など身体を使わない人が多い。

生活習慣病として日常気をつけなければならないのは、揚げ物など油を使う料理(天ぷらなど)を減少させること。しかし油は身体に必要なので、心臓に良い魚の油や、しそ油(えごま油)を生で摂る事が良い。このえごま油にはオメガ6脂肪酸を含んでおり、ティースプーンに一杯、朝昼晩の内に一回は身体に入れる。無味無臭であるが、一旦空けると酸化が始まるので冷蔵庫に保管が必要。野菜炒め等料理では、先に野菜をお湯で茹でてから仕上げに油をたらす等の工夫を。

舌痛症には肝臓の強化も必要であり、タンパク質は効果がある。そしてタウリンの摂取が大事で、牡蠣、アサリ、しじみ、タコ等が良い。貝類は味噌汁に入れるが、ぐつぐつ言うぐらい煮出す。このタウリン(タンパク質)は水溶性だから水に良く溶ける。
苦みのある漢方を処方された。漢方では苦い薬は服用後、ニガ売りなど苦いものを口にした方がよいそうだ。その漢方は砕いてお鍋1リットルのお湯を沸騰した後、中火で20分ほど煎じる。その後ざるで濾してから淀んだものも含めて、朝昼晩の食後1時間後に飲用する。冷温どちらでも可。他の薬との併用も可能。このようにベロの血流を促すことで苦みや痛みが改善される。1週間飲み続け、症状が無くなれば量を半分にする。その後サプリメントに変えることが出来る。力仕事は身体に必要なので継続する事。