markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

沼津まで初めての一人旅

今日は三島にある新規客先を訪問。(写真は花火大会の会場であったり、昔は洪水があった狩野川を旧東急ホテルから臨む)

従兄妹たちが隣町の沼津にいるので、子供時代は毎夏遊びに出かけていた。小学校低学年のある夏休み、オレンジ色の湘南電車で東京駅から沼津駅まで一人旅の初体験。当時東中野に住んでおり、母が東京駅まで見送りに来て、4座席に座る他人へ「沼津までよろしく」と頼んでいた。家族と一緒の時はいつも横浜で「シューマイ弁当」を買う。ひょうたんの形をした瀬戸物の醤油さしが好きだった。辻堂の駅では子供の目では異様に大きかった観音様を右の車窓から見る。小田原辺りから左の車窓からギラギラ光る海が見えてくる。熱海を過ぎると長い丹那トンネルを窓を閉めて息を殺す。暗い窓の外に灰色の流れる煙が見える。三島まで来ると、従兄妹たちと真っ青な海が膨らむ。沼津駅のプラットフォームから、私の名を呼ぶ叔母さんと従兄妹を見て安堵する。
50年前の二度と戻らない沼津の懐かしさに負けて、沼津の街並み経由で三島駅から新幹線に乗る。