markdadaoの日記

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「今、我々に問われるもの」 松沢成文氏

日本青年会議所群馬ブロック協議会の第42回会員大会が水上町で開催された。国民主催フォーラム2012で前神奈川県知事の松沢成文氏(川崎JCOB)が基調講演を行った。そして、私達群馬ブロックシニア総会の前に当講演会に参加した。

1958年神奈川県生まれで、Hotdog Pressの海外派遣で記者をやり、その後松下政経塾へ入塾し、1年間の期限でアメリカの下院議員(デバリ女史)の秘書としてワシントンDCで車の運転手、ビラ配り、カバン持ちそして委員会出席をして生の政治を学んだ。
アメリカも金権体質ではあったが、オープンで出資者が明確であるのに比べ、日本でのそれとは逆である。当時のアメリカはメディア選挙で、地域のニーズを徹底的に調査し、コンピューターを駆使し選挙運動をやることにとても勉強になった。そしてアメリカの政治家はどんどん地域に入ってゆく。労働者団体や組織に入り、また小中高の学校へ出向き討論をする。
しかし、日本の政治家は腹黒いというイメージがあり、教育現場には入りづらい。これはアメリカが小選挙区制度のため、自分達の地域の代表と認識されているからだろう。
沖縄県と神奈川県知事はアメリカと地位協定などで関係があり、政府を通さず密接である。また、アメリカで秘書当時の知人らがホワイトハウスにいたりするので、オバマ大統領の就任式に招待された。レーガン大統領の2期目の就任式にも出たことがあるが、民主党は老若男女から労働者階級まで多彩な人たちが30万人も集まった。そしてオバマ大統領が聖書に手を載せて宣誓する時は誰しも神を見いるように手を合わせ、泣きながら見守った。
日本の政治家にこのような事が起こりえるだろうか?
日本の政治家は昨日今日と永田町では多数派工作で大忙しではないだろうか?今の国会議員は政局で忙しく、政策が出来ない。そして民主党マニフェストを約束し、政権を取ってから何一つやらなかったのは残念である。公約実現のための16.8兆円の資金を仕分け作業でたった1億円しか捻出できなかった。更には消費税は上げないと言っていたのに、ギリシャなどの用にならない為に時弁を弄している。従って小沢一郎橋本徹が言っているように、選挙を行い消費税増税の信を問うべきだろう。未だ議員の定数削減や官僚の人員削減はせずに国民に消費税を上げると言うのは意思が通じない。
国民が選ぶ政治家のレベルが低いことは、とりもなおさず国民のレベルが低いことになる。そして投票率が低いことは政治を諦めている事であろう。


続く