markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

Tさんの職業奉仕卓話

私たちのクラブの最長老であるTさんは煙草を販売する現役会員である。丁度母と同年齢のため、いつもその健康に感心をしている。そして職業奉仕委員会のTさんの卓話が先日行われた。

毎日お店を9時まであけており、主に対面販売を行っている。周辺は飲食店が多く「あいててよかった」というお客様の声が励みになる。夜間までの営業は経費もかさむが、これが職業奉仕でもあるとして営業を続けている。
たばこ販売業界は最近トリプルパンチを受けた。
1)TASPOによる自動販売機売上が低調である。
2)政府によるたばこ価格の値上げがあった。
3)昨年の震災の際、6つに統合した主力工場のうち郡山と宇都宮が操業を停止し、供給に支障をきたした。
煙草1箱は50個のパーツで構成されている。従って、震災によりパーツ不足で2〜3か月供給が遅れた。6つの工場へ生産を統合したのは効率を考えてだろうが、以前は各地に工場が分散されリスクヘッジされていた。更には地域の雇用促進にも寄与していた。この考えは他の産業にも通じるのではないか?
健康被害とのことで受動喫煙を含め悪いイメージがあるが、たばこにも効用がある。
憩いと安らぎを得て、精神的高揚が図られる。これを支援するのが煙草屋の仕事と考える。しかも対面販売による言葉の交流が加味される。煙草は心を分け合う商品であり、人々の琴線に触れることとなる。

職業奉仕の理念として、ロータリーは人類文化史上この20世紀の時代に刻印を打った倫理運動である。これは仲間同士の人間関係を律することである。愛情をもって打算をコントロールすることでもある。そして長期的継続的な利潤を作り上げることができる。