markdadaoの日記

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地区協議会で北清治RI理事ノミニーの講演


桐生市民文化会館でRI2840地区の地区協議会が開催された。基調講演はRI理事ノミニーの北清治PG。テーマは戦略計画とロータリー財団の夢計画だが、昨今のRIの変貌を理事ノミニーとしての見解を聴くとのことであった。参加者リストから約500名の出席者で行われた。以下は基調講演の抜粋です。

昨今のRIの新たなる方向性は、ロータリーの理念追求の為に、手段手法を変えるところにある。それは各クラブのあるべき姿に向けて、クラブを活性化することが目的である。そして各クラブが構成して国際ロータリーがあり、主役は各クラブにある事実を認識する。
田中RI会長エレクトは「ロータリーは人生道場である」と言っている。さらに「自分の人生そのものがロータリーである」とも言っている。30年ぶりに3人目の日本人会長である田中作次RI会長を輩出した。
主な会員は企業人であり、その人たちで構成しているクラブがある。そして日々の経営に奉仕を付加しているのがロータリアンの経営である。企業経営に倫理観をもって奉仕することが職業奉仕であり、人格形成の場である。
次年度の活動を展開する中で特筆するのは、「戦略計画」と「ロータリー財団の夢計画」である。アメリカのイリノイ州の州法を遵守しなければならないロータリー財団ではあるが、基本は「国際ロータリーの中のロータリー財団」という位置づけである。
戦略計画は14,000人のアンケート調査と外部者からのイメージ調査や分析により、3つの優先項目と5つの中核的価値観をもって説明され、中央に書かれている文言は、特に若い世代のロータリアン以外の人にロータリーを説明する内容であり、共感を得ることが出来るだろう。過去と未来の5年から10年間の認識と創造、その認識を深め、また誤解を解き、再編成する時が来たと考え、戦略計画を推奨する。
計画を成し遂げる、その成果をもって規則を直す。具体的には「ロータリーの専門用語」「男女会員のバランス」「メンタリティー」「長期・短期事業の比重」など。2004年の規定審議会で戦略計画は常任委員会を設置することとなり、3年毎にプロセスのローリングをする。RIの計画は指針であって、指導ではない。各クラブ独自の戦略計画を立てることが望ましい。
公共イメージは「自らアピールしないと組織は社会に取り残される」と考える。

午後の分区単位の分科会で様々な意見を聞く。そこから以下の事を考察する。
各クラブで戦略計画委員会や会議を準備しているところはほとんどない。しかし戦略計画という名称であえて推奨すると、言葉のイメージの乖離があり本質から離れる恐れがある。従って、各クラブに「自クラブの5年先のあるべき姿を、クラブフォーラムを開催して、全会員で討議してもらう」というセッションを推奨する。そうすることで、自立型クラブ運営と自クラブを愛する風土が生まれると考えられる。その方法は、RLIの手法をもって小グループ(約15名以内)の参加者の意見の引き出しを行う。
それらの意見から、クラブルールの改編をスムーズに行うために、中堅の会員(50代後半から60代前半)が若手会員とベテラン会員の仲介者として、多様性と寛容性のコンセンサス作りに腐心していただく。従って中堅会員のRLIに参加し、5つのコアとなる価値観を体感する機会を作る。