markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

本物の真空管ギターアンプを目指して


うちの会社で作ったギターアンプ用のアウトプットトランスを内蔵した、友人A君のアンプヘッドを、2年前日本で超有名なロックギターリストの事務所に置いてきた。
本人やその事務所のスタッフからこの2年間音沙汰がなかった。先週電話をしてみたら、ギターテク(ギターのテクニカルエンジニア)のスタッフとようやく話が出来ました。
「音を出していただけましたか?」「すみません、忙しくてまだですが、必ずやってみます。XXXさんにも必ず弾いてもらいます」とのこと。
日本のトッププレーヤー達の名前を出すと、事務所から請求書が届くので気をつけるようにと、以前アドバイスを受けたことがあり、XXXとしますが、本物のギタープレーヤーに音を出してもらい感想を聞くことは、製作者としてはとても良いアドバイスになる。
今日はアンプ製作者のA君に来てもらい、プロギターリストの村山君のEgnatoeのアウトプットトランスを、うちのトランスに乗せ換えた。試しに音を出して見たが、音の記憶はすぐ消えるので、来週本人に違いを確認してもらうこととする。
Egnatorは軽く持ち運びに便利だが、出力つまみがありMAXから1Wまでコントロールできることになっている。これで自宅練習も可能とのこと。回路を調べたら単なる音量ボリュームであった。A君はユーザーを騙していると、ちょっと憤慨していた。
このように音量ボリュームを2つ付け、出力コントロールと言ったり、半分の目盛しか使えないトーンコントロールだったり、容量が半分にも満たないアウトプットトランスを載せたりして、ギターアンプ業界はギタープレーヤーを欺いているのではないか?