markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

未だ夢見る

孔子は、五十にして天命を知る。六十にして耳順がう、と言ってます。しかし、私は未だ夢見るじいさんです。

それは10代の頃目覚めた音楽の世界を、家業を継続するために諦めたのですが、最近その家業のトランスを通じて音楽の世界に貢献ができるようになってきました。40年以上も廻り道をしてきましたが、その仕事に一筋の光を見出せるようになったのは二人のAさん達のおかげです。ですからトランスの名称を二人の姓と、うちの会社名の頭文字のAにギターアンプのGを用いて、トランスのブランド名を”AG”としてます。

私達の出力トランスを真空管ギターアンプに搭載すると、音圧が高まり低音域から高音域まで音質が良くなります。現代のネット社会が世界を小さくしてくれたおかげで、このトランスが介在しいろいろな人たちとの出会いが増えてきました。今年は日本一と言われるトランスを作ってみたいです。そんな夢を見ているのですが、現実はなかなかままなりません。

自然の道理にそむかんようにしたら、難儀というものはあらへん。・・・・けれども、人間の希望と言うものは、なるようになっているだけで辛抱しやへん。なるものを作っていこうというのが、人間の希望なの。それが文化なの。

迷うと読む本の中で、これは大西良慶和尚法話集の「心」の一節です。「流れにまかせれば苦労もないが、それじゃ人間は我慢が出来ない。こうしたい、ああしたいと言うのが人間の希望で、それが文化となる。」とおっしゃっているのだが、「人間の希望が、その道理を活用するところにある。そこに唯識の値打ちがある。」とまとめている。この「道理」と「唯識」は次回とする。