markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

PETS & SETS開催


東京では雪が降っていると気象予報士が言っている。8時に新会長宅を、そして新幹事の職場に出迎えに行く。
PETSとは新会長にとって義務出席による資格取得の大事なセミナーである。後輩である新会長・幹事の門出にやれることは、私にとってこの程度(運転手)しかないのだが、いえ人には「人には優しいのね」と言われる始末である。
桐生の会場まで約1.5時間。懐かしい仲間達の出迎え。新ガバナーの話が早く終わり、スケジュールは順調に推移してゆく。地区幹事はそれでも「テンバッテいた」(緊張の限界)と言っていた。
ようやくお昼となり、午後は「ロータリー財団の夢計画」のセッションがある。その間を利用し、私の担当セッションであるSETS(新幹事研修セミナー)の会場セッティングをする。約50席強のテーブルがセットされていた。スクール形式の机配置であったが、左右の最前列からスクリーンが見にくい。そこでスクリーンを壁際いっぱいまで下げてみたが効果なし。やむ負えず、左右の机を外し後ろに持ってゆく。
次に、部屋の照度テスト。パワーポイントをやることは部屋を暗くして睡眠を誘う事になり、画像による効果とは相反する。そこでなるべく会場を明るくしながら、スクリーンの輝度を落とさないか工夫をする。この会場は周囲全体にあるダウンライトと中央の蛍光灯のみ。照度コントロールは中央の蛍光灯は全開にして、ダウンライトを2割ほど落とす。そしてスクリーンに写る画面サイズをやや小さくし、照度を確保する。
私は一方通行の卓話をやらないので、ハンドマイクを2本用意するようお願いした。しかし1本はバッテリー切れか故障で使えない。コード付きマイクに延長コードを付け足し距離を確保。合わせてPCへのリモートコントロールをチェックする。
これらの作業を終えて、通しでパワーポイントを走らせ、内容と手順を頭の中へ叩き込む。終わる前にすでに、会場へ参加者が入ってくる。オブザーバー2名と司会者へ簡単な打ち合わせを行い、5分前の開始時間を待つ。
司会からオブザーバーの紹介を行い、セッションを始める。参加者へクラブ幹事になった動機を挙手で確認する。ほとんどが依頼され断れずやることになったと。次に、依頼した新会長を「尊敬」出来るか確認。7,8割が挙手をする。思わず「素晴らしい」と言ってしまった。尊敬できない人と1年間クラブ運営は出来ない。会長も偉いが幹事も偉い。これなら上手く行くと確信を得る。
約30分間でパワーポイントによる説明を行い、質疑タイムに写る。まず幹事経験者から感想を得る。次に一般質問を受ける。幹事の業務に対する具体的な質問はほとんどなく、ロータリーの運営方法などに集中した。ロータリークラブの定款(目的)を守る中で、「自分達のロータリークラブを、自分たちで話をし、まとまった内容を細則に記載し、自分達のクラブと歴史を作ってください」と回答する。ワンイヤールールと継続性の質問に関しては、「ロータリー財団の1年以内に事業を完結する新地区補助金と多年度にわたることも可能なグローバル補助金があるように、それぞれ長所を生かしてください」と回答。
PETSの時間が押している情報が入り、質疑を続ける。若い幹事が「今のまま5年先を考えると、会員拡大は考えられない。むしろ存在が懸念される」と切羽詰まった質問。「あなたのその考えをクラブで皆と話し合いなさい。そして自分達の新たなるクラブを創造しましょう」というような内容で回答した。懇親会で知ったのだが、ある近しいクラブ会長の幹事で、本職は婿養子のお坊さん、学園で教鞭も取っているとのこと。若くてまじめな青年だそうだ。彼らの夢を壊さずロータリーライフを楽しんでもらうため、私達先輩の役割はまだまだあるのかな。