markdadaoの日記

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DL研修の手引きを読んで その3

南園義一RI元理事監修によるRI2650地区のマニュアル編集委員会が作成したRLIのディスカッションリーダー研修の手引きからポイントを以下に書き出しします。

第12節 RLIのDLの注意点

  1. 目的がズレない様に。意見をメモに控えることも大切。
  2. 参加者の意見交換であることを頭に置く
  3. 参加者が演説を始めた場合、如何に中断さえるかはリーダーの仕事です。
  4. 軌道修正のため「その話は、本日の討議目的とは違いますので・・」
  5. リーダーが直接返事をせず「参加者の意見には、参加者がコメントをする」
  6. 発言のない人には名指しで。まんべんなく意見を求める
  7. 意見が止まった場合、過激的な質問をぶつけ、反対意見を求めるのもひとつの手段

第13節 RLIの研修会場の準備
参加者が会場に来る前の準備;必要な時は。研修目的などを壁に掲げる。席はU字がベスト。
セッションを始める時;遅刻者を待たず開始。自己紹介のため名刺を参加者の席に置く。第1セッション以外は自己紹介を求めない。すぐにセッションを始める。
セッション中はどうするか;時間配分に従い、要点は全て伝える。ゆっくり、はっきり話す。自由討論中は部屋中を動く。参加者全員に参加してもらえるように務める。時間通りに終了。最後に参加者に対し礼を言う。
第14節 ハプニングへの心構え
ファシリテーターは指導者ではない。「葛藤を誘う場面を用意すること」「主体的な発言を促すこと」そして共に育つ「共育者」であること
第15節 迷惑な行動に対する対処方法

  1. 妨げとなる会話;おしゃべりをしている参加者の傍に行く。無言で視線をその参加者に向け、注意を引く。
  2. 知ったかぶりをする参加者;他の参加者に答えてもらうように名指し質問をする。
  3. 講師気取りのいつまでも話す参加者;発言の順番を決める。発言者の視界を遮り、他の参加者が見えないようにする。
  4. ロータリーの見解に反対する参加者;「みなさん、この意見に賛成でしょうか?」とグループ全体に質問を向ける。
  5. リーダーに対して批判的な参加者;「どなたか、Aさんに対し、これを説明できる方いらっしゃいますか?」
  6. リーダーの資格を疑う参加者;自分の個人的な経験より、グループ全体の経験の方が優れていることをセッション始めに説明。
  7. 仲間の答えを批判する参加者;様々な意見が存在するのは当然で、慣習も異なるものだと説明。
  8. 退屈している参加者;その参加者の傍に行き、質問をする。
  9. 居眠りをしている参加者;その参加者の傍に行き、質問をする。グループ全体に立ちあがってもらい、身体を軽く動かしてもらう。
  10. 遅刻してきた参加者;定刻通りにセッションを始める。セッション後、グループの妨げにならぬよう時間を守るよう注意する。
  11. 早口の参加者;ゆっくり明確に話すように注意する。
  12. 議題から外れた質問や答える参加者;公開フォーラム討論の際に話し合えるように質問を書き留めてもらう。
  13. 時間が来ても同じ問題に執着している参加者;後ほど話合うために、用紙に問題点を書いてもらう。
  14. 発言者の話の腰を折る参加者;発言者の視界を遮り、他の参加者が見えないようにする。他に発言を求める。
  15. 誰からも発言が無くなった時;少しの間考える時間を与える。質問を繰り返すか、別な言い方をする。隣の人同士でこの問題について話し合いを指示する。
  16. 参加の度合いが過ぎる場合(クロストーク);他の人からも意見を聞く。
  17. リーダーに答えを期待する参加者;リーダーは進行役であることを伝える。リレー形式の質問を用いてグループに答えを求める。または逆式の質問を用いる。

第16節 最後に重要なことのまとめ

  • ファシリテーターには「カウンセラー」的な役割に加え、時に「エンターティナー」的な要素が求められる。
  • スタッフ同士のクリティーク(プログラムの良い点、悪かった点について客観的な評価を受けること)が大事。
  • 「全体の流れ」「話し方」「ハプニングへの対応」「今後の改善」について指導を受ける。
  • 議題が何であれ、肯定的な態度を持つこと
  • それが、絶対必要な場合以外は、リーダーは質問に答えない
  • いつもリラックスしてスマイル
  • ともかく楽しみましょう