markdadaoの日記

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S先輩の卓話(朝鮮半島について)

S先輩は英語と韓国語を流暢に操る。その先輩の卓話が今日の例会で行われた。櫻井よしこさんが主宰している「国家基本問題研究所」の会員となっているそうで、その資料から「西岡力」氏の直言を資料にご自身の意見を織り交ぜ話を進められた。

金正恩政権は長続きしないだろう。金正日は国民の15%が餓死し、非難を受けていることを知っているので、自分の死後を考え、無条件に自分の意志を引き継ぐ正恩を後継者に選んだ。最近は金正日総書記などと表現され、呼び捨てが無くなってきたが、私は呼び捨てをする。なぜなら金正日は独裁者の中の悪のトップであると言われている。金日成金正日親子で400万人も殺してきた。因みにスターリンは1千万から2千万人、毛沢東は2千万人、ポルボトは400万人殺したとされている。
北朝鮮は配給制度が止まり、闇市場が出来てきた。この市場勢力が生まれると、北朝鮮の騒乱が起きる。片やインターネットや情報流入から中国の改革開放を標榜する人たちが増えてきている。これを口にすると殺されるので黙っているが、この中国流改革開放を始めると中国が支援し、混乱は生まれないだろう。
最近の韓国では左翼勢力が強く、ソウル市長などは極左である。従って朝鮮半島の統一の確率は20%程度だ。

S先輩はバイリンガルの為、現地語で書かれた韓国情報や英字情報を得ているので、特に朝鮮半島事情に詳しい。
私も北朝鮮は中国支援で改革開放をやりながら、中国の配下に収まってしまうだろうとの見方をしている。今の中国は東南アジアをはじめアフリカまで覇権を広げようとしているのに、喉元の北朝鮮を見過ごすことはないと思う。侵略をすれば世界から非難を浴びるので、表玄関から堂々と入るための理由を金正恩に言わせる手だてを考えているだろう。そして中国だけは金正日の死亡をいち早くつかんでいたとのこと。韓国と日本は歴史的な問題を胸に収め、自由主義国家として連携を図ることになるだろう。