読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

Cost of Quality

貿易取引先の担当者のMOQ(最小ロット数)を、メールのタイプミスでCOQ(品質)との問い合わせがあった。当然、Cost of Qualityなどというフレーズは初めて聞く言葉で、意味がわからず友人に聞いてみたりネットで調べてみた。

「品質コスト」とはコストで品質を認識する管理ツール。品質を維持・向上させるために、処々の企業活動の質を費用対効果で判定する手法。
「品質コスト」は次の4つに分類出来る。予防コスト・評価コスト・内部失敗コスト・外部失敗コスト。
「予防コスト」とは、たとえば図面通りの製品を保証する活動費用。教育訓練費や各種改善費用など。
「評価コスト」とは、品質適合を検査する費用。受け入れ検査や出荷検査など。
「内部失敗コスト」とは、出荷前(工場内)での不良発生に関わる費用。仕損品や手直し費用など。
「外部失敗コスト」とは、出荷後客先等で発生した不良品の補償などに関わる費用。代替え品や輸送費、交換費用など。
以上より、品質コストの測定から経営者へ品質管理の重要性を知らしめ、経営資源の品質に関わる費用の配分を高める効果がある。
品質コストの最小化を目的に、上記4つを単純に加算してはならない。なぜなら、失敗コストは利益獲得に何ら貢献しない「損失」である。逆に予防コストや評価コストはそのコストをかけても直接利益にはつながらないが、結果として失敗コストが減少するため、効果的な投資と考えることが出来る。
結論として、「品質コスト」はコストと損失との本質の違いを明確化する概念と言える。

神戸大学 伊藤嘉博氏文献参照)