markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

犯罪社会

コンビニエンスストアーの出口に150,160,170,180と身長数値が書かれている。店の人に聞いてみると、犯罪に合った時、逃げ出した犯人の背格好を記憶するためだそうだ。日本は犯罪が少ないと言われているが、景気の低迷と反比例して犯罪が増加する。
日本ではほとんど見かけないのだが、中国を含め東南アジアでは窓ガラスには格子があるのが一般的である。ビレッジタイプの住宅地も多く、それぞれ民間のセキュリティーにより自衛による安全を維持している。
現地で仕事をしている日本人でも、被害に遭うことがある。近しい友人も、以前チャイナタウンでホールドアップにあったそうだ。現地の知人らの多くは、ピストルやナイフによるホールドアップやひったくり、空き巣等にあった経験がある。
抵抗すると怪我をしたり、最悪の場合は殺されたりするようだ。ナイフで脅されて金品を盗まれた知人は、犯人も死に物狂いで怖かったそうだ。車道側にバッグをタスキに掛けていても、ひったくられ引きずられて怪我をしたり、ATMで現金を引き出した後、すれ違いに顔を殴られひるんだすきに現金を持ち逃げされたりする。
ロータリークラブの国際奉仕でスラム街を視察した際、現場で話を聞くと、貧困が故の麻薬に手を染めて犯罪に走るケースが多いことを知った。
戦後の日本は皆が貧乏で、戸締りをすることもあまりなく、近所と仲良く暮らしていた。しかし景気が悪化し、貧富の差が大きくなると、選択肢がなくなり罪を犯すようだ。犯罪社会の温床を取り除くためには、仕事をする場を提供しなければならない。そして努力した分、報われる社会を作ることだ。