markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ギターアンプHIWATTの薀蓄

真空管ギターアンプを作る友人A君のHIWATTアンプに対するウンチクをご披露します。


ハイワット使用のプロは多いですね。有名メーカーの中では、現在もめずらしく品質にこだわっているからと思われます。
ハイワットはTHE WHO あたりにシグネチャーモデルを供給したりもしていました。内部配線は当然ハンドワイヤリングですが、行き過ぎではと思うほど整然としています。(実際行き過ぎで、アース母線を引き回すあまり、すべてのアンプでハムノイズが出てしまいます。)
回路的にはコントロール類はマーシャルに近いのですが、いくつかオリジナルなこだわりがあります。最大の特徴は、英国の大手電機メーカー・パートリッジの、見るからに頑丈なトランス類を採用し、B電圧はかなり高めの設定。結果、歪みにくいクリーンでラウドなアンプとなってます。また、パワー管スクリーングリッドに接続されている抵抗がW(ワット)不足のため、最後は燃えてしまうという弱点があります。現行品では改善されたのかまだ確認してませんが。
いずれにしろ大量生産化されて質の落ちたマーシャルにあいそをつかしたギタリスト達は、このハイワットと共に、同じようなコンセプトのオレンジというアンプを使用するようになりました。
以上、ハイワットの薀蓄でした。

写真はプロのギターリストの本田毅氏もHIWATTを使用してます。