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markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

Better Rotary, Better Rotarians (渡辺好政先生) その2

講演 RC

渡辺先生の話が続く。

  • ロータリーの生い立ちは、お互い知り合い、助け合いから始まる。そして奉仕活動に進展し、職業を通じてその倫理観から職業奉仕が花開く。これらはロータリーの樹・2010で説明できる。超我の奉仕やロータリーの綱領等のクラブ奉仕の栄養素が職業奉仕の幹を通じ、枝葉である社会奉仕、国際奉仕、新世代奉仕としてロータリー財団のプログラムを開花させる。マタイの福音書より「木のよしあしは、その実においてわかる」と説明している。
  • RI戦略計画の中核となる価値観に高潔性がある。これは職業奉仕の倫理観として大事な意味がある。
  • 地域コーディネーター・チームがあり、専門分野やロータリーの知識をもって、戦略計画に即した優先項目実施の支援を行う。1.ロータリー・コーディネーター(RC) 2.ロータリー財団地域コーディネーター(RRFC) 3.ロータリー公共イメージ・コーディネーター(RPIC)
  • 2011年5月のRI理事会における戦略的優先項目抜粋(資料提供・黒田正宏PRID)
    1. RIとTRFとの関係調整とお互いの位置付け→互いが理解するため
    2. ポリオ撲滅に対する公共イメージ向上キャンペーン推進
    3. RIとTRFとの合同会議
    4. 会員やリーダーのトレーニングの見直し→研修の機会を
    5. 各コーディネーター任務の優先項目と位置付けの見直し→R財団のコーディネータが上手くやっているので、それを参考に水平展開
    6. ロータリーでの各計画とその会計の調整と整合性
    7. 奉仕活動への参加を重視する考え方へ
    8. アジアにおける会員数変化への対応
    9. クラブ会長エレクトの研修を見直す
    10. ロータリーの6つの重要分野の進行を評価する方法
    11. クラブにおける多様性を推進する
    12. クラブにとって最も意義のある地区管理方法を推進する

続く



以上の感想として、RIの理事会が優先とした戦略計画の上記項目に関心がある。
1,3,7について:企業でもボランティアでも資金があって事業を行うのではなく、「事業目的に意義がある」から、それを完遂させるためにかかる費用捻出のために力を注ぐわけであり、「ロータリー財団ありき」でことが進むことには異論があった。しかしRI理事会も従来のスキームはおかしいな、と感じるようになってきたのではないか。
2について:1985年から始めたポリオ撲滅活動も30年近く経過し、投下資金も700億円に近い総額となっている。120万人のロータリアンが世界で小児まひの子供を作らないように、地球上の野生株であるポリオの絶滅活動を行っている。それが数年前に話題となったペットボトルのキャップ収集による資金捻出で、ポリオを撲滅するキャンペーンがあり、世の中(日本)はロータリーのその活動よりもキャンペーンの知名度が高かった。目的は同一であるので、そのキャンペーンを否定することではなく、ロータリーの公共イメージアップのキャンペーンの仕掛けが弱いことに嘆いた会員の一人である。
インドが残り1名となり、3年間のサーベランスを待つことになる。投与による少女不妊説のデマでスローダウンしたナイジェリア、治安が悪化しているパキスタンアフガニスタン3国が最後のポリオ感染国となっている。しかし共通したキーワードはイスラムであり、イスラム聖職者の協力があることで、解決する糸口が考えられる。イスラム教徒が1億5千万人もいるインドなどのロータリアンのネットワークにより、接種時の停戦等の戦略交渉でロータリーのワクチン投与を可能にするのではないか?このように推理すると、数年後の撲滅宣言も夢ではない。今から公共広報を仕掛け、世論を喚起しロータリーをV字回復する手だてがあるのではないか。
4,5について:識字率向上や青少年関連の教育プログラムから、ロータリアンそのものの研修に重心が転換されていると感じる。RLIしかり、ロータリー・コーディネーターしかり、ロータリアンがロータリーを学ばなければ、親睦Felloshipだけでは量・質においても限界がある。しかしロータリアンのほとんどは経営者であったり高度専門職者であり、モチベーションを刺激すれば意外と早い時期に解決すると思う。
8について:人口比でも世界はアジアにシフトしているので、会員数の変化は顕在化する。更に中国人のロータリアンが誕生した場合のシナリオも検討課題だと思う。理由は中国での会員は、中国以外のビザ所有者に限られているが、GSE等のプログラムではローカルの中国人で、英語が話せる若者がアメリカを訪問している(上海ロータリークラブに私が数回メイクしての印象)。永年中国人との付き合いから、彼らの奉仕意識は所得と比例すると考えられる。
11.について:ロータリー財団の未来の夢計画等の推進により、クラブの独自性が奨励され、地域に根差した奉仕事業が展開することにより、ローカルがゆえの他クラブとは違った文化がそれぞれのクラブに生まれる。それらの多様性は寛容力をもって認め合うことになるだろう。