markdadaoの日記

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WCSプログラムとProjectLINK

昨年のRI(国際ロータリー)理事会でWCSの廃止が決まり、各地区ガバナーあてに事務総長より連絡があった。
内容を理解するため、日本事務局に問い合わせをしたり、WCSに造詣が深いという方々から意見をいただいたが、いまいち得心することが出来なかった。
WCSプログラムそのものを調査したが、プログラムと称する順序や手順が明確に記載されてなかった。しかし慣例的にはRIが管理運営しているProjectLINKを検索し、適合する案件提出者に直接連絡をとり、そのプロジェクト実施の申請と終了の報告が義務付けられている。WCSとは観念的な語彙を指すのではなく、これらプロジェクトを遂行する上でのプログラムを意味し、この方式にのっとたプロジェクトだけをWCSとするとされていた。
そのキーワードとなるProjectLINKはWCSプログラムが廃止されてもRIのデーターベースとして残すとされており、現にRIのURLにある。更にモデルプロジェクトとなる成功例のデーターも収集しており、従来通りの「支援を求めているプロジェクト案件」も募集している。
WCS廃止理由のもう一つに「ロータリー財団の人道的補助金プログラムと混同される」とのことですが、未だに「ロータリー財団の寄付とは違う」と断りを入れながらも「プロジェクト寄付送金」の書式を掲載している。
注意書きでは、下記の通りRIはリストの内容についてや裏付けについて保証をせず、自己責任としており、ロータリー財団へのお墨付きでもないとしている。逆にロータリー財団のMGについてのページhttp://www.rotary.org/ja/serviceandfellowship/fundaproject/matchinggrants/pages/ridefault.aspxではWCSが良く使われる奉仕活動だと記載しております。

Please note: Inclusion of a project in ProjectLINK does not indicate endorsement of a project by Rotary International. Descriptions and listings of projects are the responsibility of the sponsor club or district and are not verified by Rotary International. Listing in ProjectLINK does not ensure, nor represent a petition for, funding through The Rotary Foundation of Rotary International.

お互いロータリーだからと言って相手を信じMGによる資金支援を行った結果、実施国協同提唱クラブが消滅したりファイナルレポートを提出しなかったりするトラブルがありました。
またはリストのプロジェクトを検証したり、その必然性を相手クラブと事前協議をせず、ただ国際奉仕活動の資金をRIのリストだと信用して提供することは、本来の国際理解には距離が感じられます。
これらの苦情対策として、上記注意書きnoteがあるのでしょう。問題はリストは英語だけで日本語が無いことと、交渉のツールとしての言語があります。
これらの問題解決として、ProjectLINKの意義を尊重し国際奉仕を推進するためには、RIと各クラブへの通訳以上のコーディネーターを地区組織に数年間は配備されるをことが必要であると考えられます。