markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

未来予想の話

年初、未来予想を研究しているクラブ会員より今年の予想を聞いた。未来を知る - markdadaoの日記5月〜10月まで景気が良くなるとの事であったが、想定外の3.11の東日本大震災により、スケジュールが狂ったのかもしれない。
しかし未来を読むとは、それらの自然事象も読み込むことなのか? 今日の卓話は、人間社会の駆け引きの中での事象による未来予想(政治経済)と考える。

円高について、9月時点で1ドル70円代の為替レートも、10月には更に進み60円台(実効レートでは54円)となり、最高値は62,3円となる。これは、5月にアメリカ高官が日本にやってきて、日本政府と約束をしたことが起因となる。それは円高の容認と円買いの制限をしないことであった。
この円高株安の状況下で外資による日本株の購入と、これから始まる復興資金による景気回復で株高となった時の売り逃げが予想される。またアメリカの外圧で、日本に30兆円の復興資金捻出を迫る。
日本はこの復興資金による好況の後、2013年には不況が始まり、2016年の本格不況に突入する。これからの4,5年の間に、不況の時代に生存できる心と金銭の準備をしなければならない。本格不況とは1世帯年収300万円以下が70%を占めることであり、明るく・元気で・仕事ができる生活環境づくりである。
またこの復興資金の恩恵を預かる事業として、土木・建設や円高を活用した安い輸入資材の供給などが想定できるが、それぞれが検討しなければならない。
今までの経済パターンの継続はあり得ない。新しい経済パターンを創造し、どう生きてゆくかを考えなければならない。

卓話後に、懸念されるヨーロッパ経済について質問をしてみた。
「ヨーロッパ各国はだれがジョーカーを引くか、現在けん制中のためしばらく様子を見る必要がある」とのことでした。