markdadaoの日記

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スカパラ再発見!日本再発掘!(東京スカパラダイスオーケストラ)


世界遺産の「保全」と「活用」の意義を知らしめる「世界遺産劇場」のイベントにNECがスポンサーとして、今晩「富岡製糸場」を舞台に東京スカパラダイスオーケストラが公演を行った。「富岡製糸場を愛する会」よりボランティアの依頼を受け4時前に会場である製糸場へ出向く。道すがらコンサート会場の看板を目にする。

ボランティアグループは企画制作会社のSAPより業務内容をそれぞれ指示され、開演1時間前より配置場所につく。私は友人市議と会場前のチケット確認を行う担当となったが、上毛新聞の若い二人が対応してくれた。もっぱら入り口に立って、会場案内の相談に対応をすることになってしまった。なぜなら東京より1,000人規模でバスや電車で来られ、勝手がわからない来場者がいた。


全席指定席で、椅子は前日3,000席を用意したようだ。富岡のお祭り以来の群衆であった。このバンドのコンサートチケットはすぐに完売してしまうので、ファンクラブの会員でないと入手が難しいと聞いた。もちろん20代の男女が多かったが、赤ちゃん連れや50代位までのファンがおり層が広いことを知った。屋外で6,300円のチケット。このライブも映像権のため、ステージでの演奏風景の写真を撮ることが出来ない。更に文化遺産のためアルコールと食事は出来ない。
開演と同時に2拍、4拍を強調する裏打ちのスカリズムが始まる。どんなバラードでもスカにかかると自然と身体が反応してしまう。後席までほとんどが立ってリズムに乗る。約20年前初めてスカパラの音楽を聞き、第1印象は「ずいぶんノリがいいバンドだな」と感じてた。もちろん当時はジャマイカ発祥の「スカリズム」とは知らなかった。



ボランティアの特権(?)で、夕食も摂らずPA席の後ろでステージを正面にして音のバランスが最高の位置で楽しんでしまった。途中小雨が15分ほどあった。ステージと照明のセッティングは、西繭倉庫のレンガとテラスを生かし、かつ音を観客席に前面に押し出していた。残念なことに東繭倉庫の壁面からのエコー現象が、トークやスローバラードで少し気になった。東西倉庫の間にある緩衝地帯の樹木が多ければ少しは解決をするのではないだろうか?それと街中にあるライブ会場の為、PAは音を少し抑え目にして、終了時間も8時としたようだ。
音楽を通じて、富岡製糸場を知ってもらうことは町づくりに大いに貢献したイベントであった。このような機会が増え、我々のような爺さんではなく、町に住む若い人たちが率先してイベントボランティアで参加してもらえたら、外来者に対する市民のホスピタリティーが高まると思う。