markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

寝際の枝雀

この2年間ほぼ毎日ブログを書いている。仕事が終わり風呂屋から帰って、ひと段落してから愛用のノートパソコンに向かう。
基本的には毎日、頭の中を整理したり、その日感銘したこと等を題材にすることが多い。キーボードを打ち始めると集中し、時間が経つのを忘れる。しかし、卓話の用意などがあるとパワーポイントのデーターをまとめるので、ブログはほどほどにしないと睡眠不足に陥る。もし12時を過ぎるとまとめにかかり、1時前にはベッドへ転がり込む。
しかし、頭の中は慣性が働き、思考が止まらなくなることがある。そこで、上海のK君が就寝時落語を聞いていたのをまねて、iPhoneに取り込んだ落語をイヤホーンで30分ほど聞きながら眠ることにしている。最初の頃は古今亭志ん生三遊亭圓生柳家小さん等を聞いていたが、最近上方落語桂枝雀にはまってしまった。
最初は何を言っているのかわからないほどのスピードで関西弁をまくしたてるので驚く。そのうち慣れてくると、声の抑揚、音の大小の差もあり、話に引き込まれてしまう。そしてこの2週間ほどは枕話を楽しむようになった。夜中、大笑いをするわけにもいかないので、笑いをかみしめのたうちまう。ある時、ついつい三話ほど続けて聞いてしまった。そこでタイマー終了時、iPodを30分後にスリープにするようにセットをするようにした。また、のたうちまわってイヤホーンのコードが首に巻かれないように、W&B製のステレオタイプのBluetoothで聞くようにしている。
志ん生の語り口も大好きだが、枝雀のスピードのある語り口と、心の中を語る人間味は最高です。このような不世出の天才が59歳の若さで首をつったそうです。