markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

恒久対策


近隣が新築をする度、高く土盛りをするため弊社に雨水が流れ込み、一昨日の大雨で倉庫の一部が浸水した。
ある社員はコンクリートで水が入らないようにブロックしようという。約10cmの防水性のコンクリートの壁を作ればいいことなのだが。
しかし日系フィリピン人の社員は「隣家との間に排水溝を作り、排水枡に一旦貯め地中に埋めたパイプで表通りの下水へ排水する」ことを提案してきた。
前者の方が簡単に工事が出来ると思ったが、コンクリートでブロックしても行き場のない水は、結局オーバーフローすれば倉庫に流れ込む可能性がある。

フィリピンでスコールや満潮時における道路の冠水を思い出し、住宅を建設する際それらの対策をフィリピン人は日常の問題として考えている。そこで日系フィリピン人の案を採用することにした。
近くにある量販店の建築資材を見に行く。コンクリート製の排水枡は1,270円、その上に置くグレーチングが2,480円、75φの肉厚パイプ5m・1本3,580円を3本で10,740円、継ぎ手などの補助材が約500円。合計で14,990円(消費税を入れて15,740円)。2日間2人で完成予定。予算は安く済んだ。
問題解決は暫定対策では不十分、恒久対策をしなければならない当たり前のことを、仕事以外から日系フィリピン人達より実学で学んだ。