markdadaoの日記

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陸前高田RCの伊東会長

3,4か月毎に昭和24,25年生まれの会員有志が集まる食事会に参加。メンバーの中では今年度会長・幹事も数名おり、またガバナーノミニーの本田さんもいる。ロータリークラブの中核を占める世代になったのだろう。
当初お誘いを受けた時は、唯の飲み会とのことであった。しかし、内容はいたってまじめで、ロータリーの活動や直近の問題を語り合う。前橋市内の6クラブのメンバーが主体であり、私はオブザーバー的な立場ではあるが、同世代の人たちの考えや価値観を知るうえではとても参考になる。
その後の2次会会場で、陸前高田RCの伊東会長がいらしており、意見交換をさせていただいた。私が多賀城RCの会員さんらとの意見交換において、日本における社会奉仕事業の展開が描けなかったので、関心があった。
被災をうけてから、未だ社会奉仕事業などの対応が出来かねるとのこと。また、自分たち全員が当事者であり、遠慮もあり、なかなか提案もしづらいとのことであった。
現実は多賀城RCの方たち同様、自分達の事業所の立て直しが精いっぱいで、ロータリー活動までの余力がない。しかし、日本各地のロータリアンからの支援があるため、ロータリーをやめるにやめられないのが実情であるとのこと。今日は前橋地区のロータリーにお世話になった御礼に来県されたそうだ。
海外と行うWCSの当事者は、救済を求めている市民であり、その地元国のロータリアンが第3者として具体的な事業案を提案し、海外クラブに協力を求める。しかし、現在の日本の状況は、被災地のロータリアンが当事者の一人であり、そのプログラムを作る余裕がない。
しかし、水戸RCの某方が被災地へ来られ、独自に現場を巡回し、日本中へ状況を発信してくれているとのこと。「これはとても助かる」と仰られていた。
従って、この1年ぐらいは使途を求めず、日本中のロータリアンが、被災ロータリアンに資金支援をする。と、同時にこのような水戸RCの方のように、被災クラブへ時間的な迷惑をかけず、現地を視察しながら支援プログラムを提案して行くことが現実的であり、今後のヒントとなりえるかもしれない。
「日本中のロータリアンが心配してくれるので、ロータリーを辞められない」という話は身に沁みる。