markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

お客様の都合と自社の原因

風呂帰りNHKラジオを聞いていると、南こうせつさんが「人生上がったり下がったり波があり、ライブでチケットが売れなくなってきた時は、曲づくりや歌の選定など、お客さんを忘れて自分の趣味に走っていないか?をチェックをする」と言っていた。
その話を聞いて、はたと気づくことがあった。仕事が少ないことや価格を値切られたりすることは、お客さんの勝手であり責任は相手にありと暗に思っていた。しかし、実は自社に原因があって、従来の客先からの仕事が減少したり、新規の受注が取れなかったり、また値下げを要請されるのだと。
お客さんが当社へ注文を出したり、やめて他に出したりするのも、当社の製品の価値に見合った、またはお得感がある価格を要望するのも、その原因は当社から発している。従って、お客さんの希望にそぐわない取引内容を当社が提示していれば、当然離れてゆくし、お客さんにとって都合がよければ、当社に仕事を発注する。現状を反省して、自社の経営姿勢を再構築しなければならない。

更には新規のお客さんには当社の特徴を知らしめなければ、当社の存在を知りえることはない。そのための広報も大事な仕事である。
今日、ギターアンプ作りのAさんが来社。最近完成したハイエンドなアウトプットトランスを載せ換えて、日本のギターのトッププレーヤーへ寄贈するアンプの最終確認を行った。この仕事は自分の趣味より、お客様の要望を具現化するため、仲間たちと改善をし続けた結果の製品である。販売数量は多く望めないが、何人かのプレーヤーへ音を出していただき、異口同音に高い評価をいただいた。明後日の14日にトップ中のトッププロの事務所に届けるため、アポイントメントを電話で取った。