markdadaoの日記

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モンテンルパ・フィルインベストロータリークラブ


私達のクラブの姉妹クラブにフィリピン3830地区のモンテンルパフィルインベストロータリークラブ(RCMF)がある。姉妹締結は私が会長の2006年の時で5年目となる。
RCMFのメンバーとは2004年に、私達の地区と当時林世界社会奉仕委員長とラグーナ湖のほとりにあるバランガイに井戸を掘り、給水タンクとパイピングを行ったときからのお付き合いである。
翌年、せっかく掘った井戸に生活雑水が流れ込み飲料出来なくなった。そこでRO逆浸透膜による浄化装置を私達のクラブとマッチンググラント(MG)の予算を充てて取り付けた。この浄化装置はメンテナンスが必要なため、その飲料用の水を廉価で販売し、そのフィルター代金を捻出した。次の年はその収入で、バランガイのバスケットコートの脇に多目的の小屋を立てた。その翌年は増築して、地域の医療センター兼学習センターを建てた。
その多目的ホールで、満足に食事を摂れない子供達の為に、定期的に栄養を補給する事業ロータリークラブ資金で始めた。私達のクラブ会員も1日だけ、その事業の体験を行った。ちょうどその時は現地歯医者さんの無償協力も得て、虫歯の抜歯も行った。
単科大学を月謝を払えず退学した学生を主に、コールセンターの要員育成プログラムを実施。これもMGでコンピューターとその教育ソフトを購入した。会場は地域の職業訓練センターを活用したため、ロータリー財団(TRF)からクレームを受けたが、何とか実施できるようになり、これもまた私達会員が2回現地を訪れ進捗を確認した。この事業は3カ月単位に卒業できて、卒業生はアメリカ企業のデル等のコールセンターに就職。一般ワーカーより高給で就職できた。これも3年後にはその会場である職業訓練センターへPCとソフトを寄贈し、事業の一人立ちができるようになった。
昨年から、孤児院の自立を目的にパン焼き機を購入し、製造販売した収益で孤児院の資金運営を賄うプログラムを準備中である。これは総額120万円の資金を集め、事業を開始することで、追加資金を投入することなく自立運営を計画している。Casa Miani少年孤児院 - markdadaoの日記,Casa Mianiを再び - markdadaoの日記

2009年のフィリピンの首都マニラを襲った台風の際、彼らは翌日から行動し食料品と医療品を買い集め、会員の事務所でパッキングし、被災地へ配布を始めた。私も被災1週間後に私達のクラブの資金をもって現地入りし、配布の手伝いをした。その時彼らは、「男の会員は夜のパーティーには関心があるが、昼間のこのようなボランティアをするときは会社の仕事で忙しくなる」、と皮肉を言っていた。
当初は男女半数近い比率であったが、最近は男性は2名で女性会員が主体となって、まじめにロータリークラブの社会奉仕活動に勤しんでいる。私の経験では、女性会員の方が奉仕活動に手を抜かずきっちり行っていると感じる。夜遅くまでお酒を飲むこともなく、家に帰れば良い奥さんであり母親である。会員の中でスイス人の旦那さんが宅地開発をやっているお金持ちの奥さんは、毎年一万ドルの大口寄付者でありました。
8月には国際ロータリーの田中作次会長エレクトが彼らのクラブを訪問すると、昨日メールに書かれておりました。世界の地区を訪問する中で、彼らのクラブの着実に奉仕活動を行っていることが評価されるのなら喜ばしいことです。