markdadaoの日記

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尖閣諸島沖漁船衝突事件その後の中国人船長

昨年の9月、尖閣諸島沖で日本の巡視船へ体当たりした中国漁船の状況映像ビデオがYouTubeに流出し社会問題となり、犯人捜しをしたり、漏えいした海上保安官を告発したり免除したり、また情報管理の甘さを指摘されたりして大騒ぎとなった。更には身柄を確保した船長を特例で釈放し、またまた大きな社会問題となった。
その時、私は韓国などは中国の密漁者の船長を逮捕し、罰金を払わせて釈放をしている事実をブログに書いた。北朝鮮と韓国間の砲撃 - markdadaoの日記
アメリカに本部を持つ中国系独立報道機関の「大紀元時報」によると、以下の事が書かれている。(これは源流セミナーに配布された新聞)

当事者である中国人船長は英雄扱いをされ熱烈な歓迎を受け、中国へ戻りその数日後から船長は公の場から姿を消した。現在政府は船長を軟禁状態にして、各メディアからの接触を避けている。

当時日本政府は大騒ぎをして、特例に特例を重ねた外交を行った。そして現在まで、事件を検証し外交戦略を再構築するような気配を感じられない。
中国は戦略上、東シナ海からどうしても太平洋へ海上ルートを確保する事に血道をあげている。その戦術の一端がこの衝突事件であると考えられる。今後もこのようないざこざが出てくると思うが、日本政府の対応が心配である。めんどくさい事に蓋をするような対処法では、国際外交の解決策とはならない。軍事整備が追いつかなくても、他国との連携や外交包囲網を構築する戦略も有効ではないだろうか。