markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ロータリー・リーダーシップ研究会RLI part3を終えて

2770地区主催のRLI part3が、埼玉県浦和にある埼玉会館で朝9時から夕方6時まで行われた。
3回目を迎えると、受講者も顔馴染みとなり気軽に声をかけあい、セッション内での発言も活発になる。そして本日修了証書と左図のバッジを受領した。
受講者はランダムに指定された分科会の部屋へ赴く。勿論席も自由に選べるのだが、死角というところはなく満遍に発言を求められる。ただし、ディスカッション・リーダー(DL)の習慣で指名順序のパターンがあるように見受けられた。受講者相互の意見交換は全体の1割程度で、順番に質問や考え方を求められるケースが多かった。相互の意見交換は入会経歴に差があり(1年から30年以上)、ロータリー用語を駆使したベテラン会員に対し、新会員は聞き役にまわるしかないのかもしれない。しかし、この会議に触発されロータリーを学ぶことに、新会員は奮起されることを期待する。
私の第1会議は第4分科会の「創造的な奉仕」であった。これは従来の奉仕活動の概念に捉われる事なく、時代や現場に合わせた奉仕活動にチャレンジしようという内容であった。受講者の一人がクラブ内で、ある事業を行う際、ベテラン会員より「これはロータリーのやるべき事ではない」と言われる事があるので、悩むとの発言。私も良くこのような話を聞く事があるのだが、ロータリーの綱領に逸脱がなければ、その時代を形成しているロータリー会員の発意とコンセンサスで実施すべきと考えている。
次は第1分科会の「効果的なリーダーシップを発揮する為の戦略」。これは目的の最後に書かれている、「リーダーとしての能力と支援を得る為のコミュニケーションスキル向上を学ぶ」という事だと思われる。
第5分科会の「効果的な広報活動計画とその実践」。これは最初に「個人は陰徳、組織は陽徳」というコンセンサスを確認したい。広告宣伝をする為に、多額の費用を負担するのは本末転倒。その資金があれば奉仕事業に費やし、マスコミが記事にしたくなるような社会に役立つ奉仕活動を創意工夫すべき。または、電通博報堂クラスのノウハウや、広報のアイデアを広くコンペを行い、戦略的な広報を仕掛けないと、IT社会における広報活動に立ち遅れる事を心配する。
第6分科会の「ロータリーの倫理規範について」。国際ロータリー戦略のベースとなる5つの中核となる価値観にある、高潔性Integrityに言及した会話が進んだが、これはあくまでもベクトル(方向性)を遵守することで良いと考える。問題は「企業における利益はその関連する全てのエネルギー源であって、目的ではない。企業は社会貢献が目的であって、結果として利益が出ることは、その企業が社会に存在を認めてもらっている」と考えるべきであろう。その中で私も必死に頑張っているのだが。
第2分科会の「世界平和への重要なステップ」。ロータリー財団への寄金が損金として認められるようになったとの事。これは日本の税法がNPOへの寄金を全額損金として認めない、それは第2の納税先を作らせない財務省の抵抗が、徐々に後退してきていると考える。
最後の第3分科会「国際ロータリーのプログラム」。「奉仕活動を行うのはクラブが、その方向性を示すのが国際ロータリー」と明快にDLが説明。
各50分のセミナーでロータリーを考え、意見にまとめるトレーニングができた事はRLIの大きな効用であった。