markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

浜岡原発停止の別な見方

最近は福島原発事故により原発に対し誰もがヒステリックになっており躊躇するのだが、問題は多様的にとらえないと真実がつかみきれないので、敢えて友人の意見を書いてみる。

浜岡原子力発電機器は日本の日立・東芝の共同制作だそうだ。そして福島原子力発電機器は周知のアメリカGE製である。
そして浜岡原発中部電力エリアには世界のトヨタの工場がある。愛知県豊田市の堤工場は世界でも人気のあるプリウスの製造ラインが90%を占める。
今、何故浜岡原発停止なのかを疑問視するならば、アメリカGE社がいくら想定外の自然災害だとはいえ、マスコミにその謝罪やその対応策が大きく報じられないのだろう。GE社に問題を提議せず、日本製の浜岡原発を止めるとなれば、海外での印象は「日本の原発」が悪いというイメージが先行してしまう。
そして、立ち直り始めたアメリカのビッグ3にとって悩みの種のプリウスラインを、もし夏の計画停電で一時的にせよ止める事が出来るならば、誰が喜ぶのか?
菅総理や現与党がアメリカの国債を売却し、復興財源に充てると言えないのか?個人や企業でも資金が必要な時は、預金解約や債券を売却してその不足に充てる。それらで資金手当てをせず、もっと所得を増やして何とかしようとは思わない。東電の電気料値上げや増税は、それらの資金が無い時に発想するものではないだろうか?
福島原発は水冷型の発電機であり、電気が通電されればポンプを稼働出来た。しかし福島原発の維持は、東京電力の電力でまかなわなければならない法律があるようだ。もし超法規的に国のトップが福島県にある東北電力の電源を使う事を指示したならば、今のような結果は無かったかもしれない。このような見方をすればこれは人災であり、トップの責任にも及ぶ話である。

これらを考えると、日本の不利益と引き換えに保身を計っているとも考えられる。
これが事実でない事を期待したいのだが。