markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

電力について考える

アメリカ104基、フランス65基に次いで日本の原子力発電は世界で3番目の55基で、次が韓国で20基、中国は11基だそうだ。国内の原子力による発電量は、2009年度のデータだと全体の約18%の比率。火力発電が65%、水力発電が17%で火力発電の比率が半数以上である。

東北電力の発電量は日本の中で6%、因みに東京電力が23%。周波数の問題が無ければ日本中でやりくりすれば何とかなる数値だと思うが、周波数変換所が3か所しかなく1,000百万KW不足のところ100百万KWしか変換供給できない。

商用電源 - markdadaoの日記で書いたが、とうとう1国2つの周波数による不便が出てきてしまった。今回の災害を反省材料として経済産業省は50・60Hzの統合か、周波数変換所のパワーを上げることに本気になるのだろうか。個人の考えとしてはアメリカ等の大国でも周波数の統合に成功しているのだから、統合に期待したい。

出来ない事は無いと思うのだが、発電量と消費電力のリアル表示が公開されていると便利だと思う。イエローゾーンに突入しそうな時に、国民が一丸となり節電をして停電を回避するのはどうかな? なぜならAC電源はそのままでは蓄電出来ないし、発電量の全てが使用されていないだろう。真夏の高校野球を各家庭でクーラーを強にしてTVを観戦した事が原因で停電になる、と言われた時代があった。従ってその高校野球の放映時間のピーク消費量をカバーできる発電量を確保する発電設備計画をしているようだった。

将来電気自動車(EV車)の時代となり、途上国を含め電力消費量は高まるだろう。よって安全な発電(太陽電池風力発電など)のための、そのインフラの低コスト化に拍車がかかるだろう。