markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ネット社会への警鐘

リビアの反体制派によるデモは、近隣国家に飛び火しているが、その情報ツールはネットである。その影響を恐れてか、中国ではネット規制を強めている。
人民日報ネットでは、「温家宝総理がネットユーザーとオンライン交流」という見出しがあった。これは「中国国家はネット社会と好意的に付き合っている」ことを表現しているようだ。

Googleが締め出された後を「百度」(Baidu)がサイトを開いているが、聞くところによると現地ではチュニジアで起こった「ジャスミン革命」のワードは消されてしまうようだ。
日本版の「百度」では選別された内容と思えるものだけつながる。因みに中国のBaiduに「ジャスミン革命」を発音でmolihua gemingと打ち込むと、例えば「mingtian wangfujing molihua geming 」(明日、王府井でジャスミン革命)と書かれた文章を消された跡を見る。

ネットをいくらコントロールしようとも、「人の口に戸は立てられぬ」と昔から言われているように、噂を止める事は出来ない。しかし民度が低ければ、一部の扇動者に国民が踊らされてしまう。

ネット社会が育つのと同時にその恩恵を受ける我々が、どんな噂が飛び交おうが己の信念を持ち、それを貫くことだ。最も悪い事は、善悪に目をそらし集団の隠れ蓑にまぎれ、悪事を働くことだ。