markdadaoの日記

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丹生湖の下見


今春、3回目の丹生湖で炭素繊維による水質改善事業を行うため、現場の下見に出かけた。昨年の設置場所を見てから管理等へ顔を出す。
職員から状況を把握。今年はワカサギが不漁で、早めに切り上げる釣り人が多い。釣れても卵を抱えていないようだ。ただし、ヘラブナは問題が無いそうだ。理由は水温にあるらしい。通常今のシーズンは4.5℃程度だが3.9℃とのこと。しかし水温が低いことで、プランクトンが増殖しないためか、湖水の透明度が高い。場所によるが、昨年のそれは70cm程度だったが、今年は2mほど見える。
また昨年の夏は水位が下がり、猛暑で水温が上がったため、今冬ワカサギが少ないのかもしれない。水位が下がったことで、昨夏、湖水周辺を散歩する人たちから、悪臭との声が出たそうだ。


ボートを出してもらい炭素繊維が設置してあるいかだを見に行く。初年度の6基のいかだ内部と外部を比較すると、相変わらず透明度は高い。しかし、初年度の設置方法では、いかだ内部の水面がプール状態になっており、鳥の羽やゴミが漂っていた。また、沈められた炭素繊維から小さなあぶくが多数見られた。これは小島先生に確認することとした。昨年度のいかだは、湖水面が流動できるように、いかだを浮で持ち上げていたため、いかだ内はきれいであった。透明度も高く、炭素繊維を持ち上げたら、茶系のバイオフィルムがびっちりとついていた。あぶくは一部見られたが、初年度のいかだほどではなかった。
ヘラを捕るカワウは釣り人の敵となり、何度となく潜っては、半径約50mほど先の予想がつかないところに浮かびあがる。