markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ダジャレの効用

青年会議所の息詰まる会議の最中、ついダジャレを言い会員の一人から「まじめに話をしているのですから」とひんしゅくを買ったことがあった。
小学生の頃、父親が仲間友達と麻雀をやりながらダジャレを言いあってた記憶がある。自分が成長するにつれ、中学生の頃からバンドを結成し、ヒマさえあればダジャレを言っていた。ドラムのN君は落語が好きで「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ ぱいぽ ぱいぽ ぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの ちょうきゅうめいのちょうすけ」なんかを品よくやっていた。

大人になっても仲の良い友達とゴルフコースで、ティーアップしている時でさえダジャレが飛びかえっていた。
青年会議所入会当初は我慢をしていたが、卒業間近になると誰も文句が言えないので、止まらなくなった。
ロータリアンになった頃は多少分別がついてきたので、口の中で声にせずやっていたが、油断をすると出てくる。
海外に行くと、いくら日本語が上手いという通訳の人たちを相手に言っても、暖簾に腕押しで欲求不満となる。旅行中に日本人と知り合うと、ダジャレの被害者が生まれる。

しかし、ダジャレを言うには人の話を良く聴かなければならないし、また瞬時に2つ3つの単語を脳裏に浮かべなければならない。基本的には2文字以上でなければならないが、少ない文字数の時は3発ぐらい連続で言わなければならない。かつ、話の本題はつかまえておかなければ、会話の邪魔をするだけになってしまう。更に大事な事は、相手がそのダジャレを許すかどうかを見定めなければならない。ダジャレ人間にとって会話は緊張の連続であり、脳が劣化しない。
または劣化しないのではなく、すでに壊れているかもしれない。例えば病気で「体調が悪い」と聞けば、調子が良くないのは上司である「隊長が悪い」とすぐ浮かんでくる。
上海にいる友人K君は学生時代落語家の運転手をやっていたので、今でもダジャレでメールしてくる。このような友人達が私のダジャレからの更生を妨げているのか? 否、アドバイスを「あーせいこうせい」言ってくる。その友人は枕元で落語を聞きながら寝ている。最近自分も寝るときは、音楽から落語に変わってきた。「虫食うから・・・・」、やばい寝られなくなる。