markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ギター用アンプヘッド



Gutsyというブランドで機種名JEA-45のアンプヘッドをA君が製作した。
もともとはFenderのBassman 5F6Aがギターリストにとって垂涎のアンプであったそうだ。それをMarshallのBLUESBREAKER(JTM45)がFenderのコピー品として製作した。ちなみにこのBassmanの電源回路は1948年にAT&T and WesternElectricがパテントをとったもので、後にFenderがライセンスを取得した。
これらのアンプの復刻版としてGatsyが日本で製作をした。最近はコストを下げることで安い電子部品を中国で調達し、回路も基板で製作するため本来の音が出ないそうだ。
このGutsyの特徴はフィクスドバイアス(固定バイアス)のMarshallやFenderの音の再現のほかに、カソード・バイアス(自己バイアス)のVoxタイプにスイッチ一つで音を変えられる。
またパワー管(真空管EL34)と電源電圧がちょうどマッチすることができたため、イギリス系サウンドが体現でき、またそのパワー管を6V6に指し変えることでアメリカ系のThe Doobie Brothersのサウンドが出せる。
さらに技術の結集による出力トランス(Output Transformer)のおかげで、低音域から高音域まで減衰をしないという驚異的な特性が確保できた。最近のトーンコントロールはBass,Mid. Highが効かないのでつまみをフル設定し、Pre.でコントロールをしている。しかしこのGutsyはそれぞれが独立したトーンコントロールをできるようにした。これは奏者の好みがコントロールのつまみで実現できる。ちなみに下記写真のトーンコントロール位置により、日本のトップギタープレーヤーである「Char」の音源に迫ることができる。