markdadaoの日記

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世界社会奉仕WCS廃止


2011年6月30日をもって世界社会奉仕(以下WCS)がロータリー・ボランティア・プログラムとともにRI理事会の決定で廃止されることとなった。

その廃止理由は改定されたRI長期計画の優先項目、並びに「プログラムを基本としたモデルからリソースとサポートのモデルへ」のRIプログラム運営の全般的転換の必要性によるとのこと。
2009年のRI理事会で長期計画の見直しが行われ、RIとロータリー財団のベクトルを合わせる事など大幅な見直しが行われ、その実践が始まったと考えられます。そしてRIはカリキュラム化された国際奉仕の提供から、資料や情報提供に業務内容を変えると言う事なのかな?

私が地区でWCS委員長を3年間携わった中で、プロジェクトリンクに対し疑問がありました。各クラブが国際奉仕を行うに当たり、プロジェクトリンクからそれぞれの理由(?)でピックアップし、海外クラブに連絡を取り資金や品物の提供を行い、一般的には一度の現地視察をして完了するというパターンが多かったように思います。
それらの活動の結果、姉妹クラブまで発展すれば良いのですが、そのような事例は少なかったと思います。それよりも逆に、海外クラブそのものと、その事業に対し信頼が置けるのか、プロジェクトリンクを設置しているRI奉仕室に問い合わせをしたところ、「それは自己責任であり、一切RIが保証するものではない」とのことであった。

送金をしたら相手クラブが消滅したり、事業予算の健全性への確認ができなかったりします。従って、私は相手クラブの調査を行い、事務局の規模、WCSやMGの実績、会員の社会的評価など総合的に判断し、地区内クラブへ紹介してきました。

ロータリー友情交換プログラムを拡張するようにと、今回の大幅改定でRIは推奨しております。私も同意見で、友達が出来て、交際の中から信頼が生まれ、金銭を介在した事業へ発展するのが自然だと思います。このような関係から生まれた国際奉仕プロジェクトでは、相手国のニーズや、予算への十分な理解を得るのに、容易にメールや電話で行う事が出来ます。

海外のクラブに今回のWCS廃止について感想を求めたところ、極端な意見でしたが彼らは「世界中で各クラブが相互にWCSを総額で?円という大金が動いている。それらの資金を、大型プロジェクトであるポリオ撲滅資金などへ集中投下したい、RIの考えではないかと思う」と言っておりました。
どなたか明確な答えを持ち合わせている方の話を聞きたい。