markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

SAN JOSE HOME訪問



















扉を開けると、21人の子供たちが順番に握手と、年配者への謙譲の意から自分らのおでこへ私の手の甲を当てる。
日陰に椅子を用意し、彼らはWelcome songを歌い踊りながら歓迎の挨拶が始まった。次にギターとパーカッションでFolk songを合唱。そして6歳、7歳、8歳の3人がコミカルな踊りで歓迎を。最後に高校生の明るく楽しい掛け声が入るダンスで歓迎を受ける。
案内していただいた姉妹クラブの元会長より挨拶。次に私へ挨拶のスピーチを求められる。
すぐに施設を案内していただいた。南国らしいベランダがあり、そよ風を受ける椅子が置いてある。室内は、食堂とキッチン、そしてTVを見るソファーが配置されていた。
2階途中に靴箱があり、部屋は2段ベッドが左右に配置され、中央はロの字に勉強机が置かれ、ロッカー及びシャワー室が併設されていた。とても清潔でシンプルであった。
バスケットコートを横切ると、簡単な畑が目に飛び込む。その南側には洗濯場があり物干しが併設されていた。その反対側には滑り台やブランコなどの遊戯用品が配置され、奥にはニワトリとウサギが飼われていた。
部屋に戻るとケーキと飲み物が用意され、食べながらファザーと呼ばれている館長のRomelさんと、事業の概要や予算書の説明を受け、資料をいただいた。

自立できる事業で追加がいらない投資ならば、資金を拠出する人たちに理解を求める事ができると考えた。商品はプレーンなパンで、1日3,000個の販売が見込めるとのこと。このHOMEがあるVillage内の400家庭が主な購入者となる。周辺のスーパーマーケットなどに売られているパンと同等のものが5円である。従って15,000円が売り上げで、材料比率が6割程度であるから実入りは6,000円。日曜日は休みのため、24日稼働で144,000円の収益。
この国はクリスチャンが多く、彼ら子供たちはクリスチャンの擁護を受けているため、その理由で販売競争力はあるようだ。しかし1日3,000個の販売が可能なのか?また14万円強の収入は21人の子供たちの生活にどの程度寄与できるのだろうか。
パン製造器機のメンテナンス費用も貯蓄しておかなければならない。約120万円の予算だそうで、私たちだけで全額はカバーできない。今後現地ロータリークラブと協力して、お金集めをすることになる。