markdadaoの日記

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「光の道」構想

1990年にアル・ゴアが提唱した情報スーパーハイウエー構想から20年経ち、日本では2015年の実現に向けて、総務省主導で「光の道」構想を打ち上げている。総務省「光の道」構想に関する意見募集を、今夏7月27日から8月16日までの20日間行った。この構想を発案した総務省担当者は、日本の将来を考えていると確信する。
しかしNTTが既得権を確保するためか、民間活用を主眼に置いたソフトバンクに対し真っ向から反対している。NTTがソフトバンク案に反対している記事が日経に掲載されてます。ニュース - NTTが光の道構想でソフトバンク案に反論、月額1400円での提供は不可能と主張:ITpro

それは電電公社の遺産である回線の自由化がある。これは通信における農地改革に通じ、大地主のNTTから小作人であるキャリア各社が通信回線と言う土地を手に入れ、国全体が経済の活性化をするという、日本の戦後の歴史が立証している。
田舎で畑仕事をしても大地主に儲けを吸い取られ生きて行けず、都市に流れてもスラムを形成し困窮しているスクォーター。それを横目で見て経済・政治を牛耳る大地主。この制度が生き続けているフィリピンを見れば、改革の意義は一目瞭然である。

ソフトバンク孫正義社長だけが頑張っているように見えるが、この制度は骨抜きまたは延期しそうな気配である。
そこで私は「光の道」は、AかBか。|ソフトバンク株式会社から民活を利用したB案を投票しました。詳しくはソフトバンク「光の道」への提言|ソフトバンク株式会社で掲載されてます。総務省による「光の道」戦略大綱はhttp://www.soumu.go.jp/main_content/000079745.pdfで見ることが出来ます。この「光の道」が実現すると、テレビメディアも大改革がおきます。また教育や医療にも革命がおきます。
それよりも税金に頼るインフラ整備ではなく、日本でもオーストリア学派が唱える民間競争による自由経済の実現が期待できます。