markdadaoの日記

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会議は懐疑

夕方から地元のNPOの理事会に出席。議事の内容は秘守しなければならないが、想定外の会議を私は代理出席で体験をした。
10件の議題があり、終了時間を明言して会議が始まった。最近このように終了時間を明言して始まる会議が少なかったので、緊張感ある会議を期待した。当然、参加者は時間を意識して協力し合うと期待していた。
1.チケットの販売の議案が可決すると、その場で出席者に「あなたは何枚買うのか」と個別に販売を始めた。後の議案がまだまだあるので、会議終了後と誰かが言い始め販売がようやく止まった。
2.協議事項なのか理事会議題なのか曖昧で、単なるお話で審議が終わりそうになった。あわてて議決動議を出したが十分な審議をせず、議長は拍手で裁決をしてしまった。
3.途中で審議が混乱し、知らないうちに事務局が議長になっており、発言を事務局に求めるようになった。そして議長と事務局が今度は遠慮をはじめ、審議が進行せず隣同士のヒソヒソ話で時が進む。
4.2件の議案の提案者がそれぞれ欠席しており、代理発言者も詳細内容を十分理解しておらず返事に窮する場面があり、時間だけが過ぎてゆくため見るに見かねて棚上げの補助動議と、もう一つは委員会付託の補助動議で審議を終了していただいた。
5.マイノリティーの意見を恐る恐る出した理事に、会議を独占するような理事が声高らかに、その意見の内容よりも組織のルールの話を持ちだした。そしてすべての議題に発言をしてくるので、もう少し皆の意見を聞かれたらどうかなと思った。


たくさんの議案を議決しなければならないのなら、事前の準備が大事である。また委員会で会議すべきことを理事会に持ちこんだりするので、審議内容も事前に吟味しなければならないだろう。
若い時、青年会議所でロバート議事法やその動議について学んだことは幸いであった。議題は5W2Hで簡潔にし提出する。発言や表決に際するルールなども学んだ。国会もこのルールで議事を審議しているようだが、議題内容よりも議題を提案した人に対し審議内容がすり替えられている感がある。だからディベートも定着しない土壌であることが残念である。
今晩の会議は懐疑であった。