markdadaoの日記

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ロータリー・コーディネーター

ロータリー・コーディネーターの説明を2520地区のPDGの桑原茂氏が行った。その第1ゾーンのロータリー・コーディネーター補佐として2500地区のPDG小船井修一氏、2770地区のPDG北清治氏そして2840地区のPDG曽我隆一氏が担当する。桑原氏のパワーポイントの説明は下記の通り。

その目的は
1.RIからクラブと地区に、より充実した情報と支援を提供すること。
2.割り当てられた地区のクラブと地区指導者の研修を行い、意欲を高め、指導を行い、助言を与え、リソースとなる。
3.ロータリー・コーディネーターはロータリー研究会・GETS・その他のゾーンレベルの会合でも支援を提供する。
その役割は
1.RIプログラムについてロータリー情報を提供し、その意欲を高める。
2.ベスト・プラクティスと実践な情報、及び意欲をクラブと地区の指導者と分かち合うことによって、クラブと地区の改善をする。
3.より強く効果的なクラブを築くことを通じて、会員増強を達成する。
その活用は国際ロータリーと地区のパイプ役とリソース。

詳しくはhttp://www.rotary.org/RIdocuments/ja_pdf/rotary_coordinator_brochure_ja.pdfを参考に。

本来ならば国際ロータリーで唯一研修を受けた地区ガバナーが地区指導者を研修し、その地区指導者がPETSを主催しクラブ会長を研修する。そのクラブ会長がクラブ内の会員を研修する。このような研修システムだったのだろうが、各長の理解度等の個人差もありモラルや使命(ミッション)の研修にばらつきがあり、会員の退会などに歯止めがかからなくなってきたのかもしれない。またはガバナーの各種行事が増え、自らが研修で指導する時間が減少しているのかもしれない。
そこで喩が悪いかもしれないが、アメリカの本部で共通した教育を受けた47人の宣教師が各ゾーンへ出向き、組織の立て直しを図るのかもしれない。
数年前から始まったRLI(Rotary Leadership Institution)におけるコミュニケーション・リーダーも同様に、ロータリーを勉強するきっかけを作っている。
皮肉にも国際ロータリーの奉仕活動は人道支援に力を入れ、教育事業をトーンダウンさせているが、逆にロータリー内の教育には熱を入れ始めてきた感がある。
現場ではクラブ委員長がその委員会の活動目的を理解せず、委員会も開けず、形骸化した委員会もある。また昼食の中味のことで理事会で討議し、旨いものを出さないと会員が辞めるなどと低次元な会議をする。世界で毎日1ドル以下で生活している人たちが、どのくらいいるのか関心が無いのかな?アメリカのNGOに参加したことがあるが、その会員たちはビバリーヒルズに屋敷をもつようなお金持ちがいたが、昼食は皆でハンバーグを作ってそれを食べながら真剣に討議をしていた。
親睦に力を入れようと、居酒屋などセットされた場所で酒を飲んでも表面的なお付き合いしか残らない。国際奉仕など新旧会員が一緒に海外へ出向き、現地で苦労して事業を成し遂げ、帰国する飛行機の中ではすでに真の親睦が生まれるのだが、そんなことは誰も教えない。
田中作次氏が3年後の国際ロータリーの会長になる予定だが、そのため今後日本国内では猛烈な会員拡大が行われるだろう。新入会員へロータリーの意義の研修と奉仕事業の実践ができないと、多くの早期退会者と曲解されたロータリーが喧伝される恐れがある。会員拡大は諸刃の剣である。

従って、このようなロータリーの基本教育が全国で行われ、奉仕の意義を理解する会員が増加し、同時に官僚化した組織の改善が行われ低コストで運営されその余剰資金で奉仕活動が活発化するだろう。
更に戦略的な広報活動が、ロータリークラブのステータスを高めることになればと期待する。