markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ミーゼスとヒューマン・アクション(オーストリア学派)


私のように実業の中で生きている人間にとって、学派内で論議する知識をもちあわせていない。従って内心恐る恐る村田先生の講義に参加した。30数名の参加者がそれぞれ自己紹介をされたのだが、会社経営をしている方は少なかった。驚くことに村田先生が翻訳した「ヒューマン・アクション」をすでに読まれた方や、その場で購入してゆく方がほとんどで先生の署名をもらっていた。厚さ約7cmもあろうかという大作に、自宅にうずたかく積んである本を思い出し購入を差し控えた。
オーストリア学派とは、下記「豆長者」さんのブログを参考にしてください。豆長者 ミーゼス大学2010年が始まる
中田安彦氏のブログも参考にしてください。「オーストリア学派VSそれ以外」-日本の経済学者が無視する現実 : ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報
講義の雰囲気は今回の講義の設営をされた吉田寛様のHPから動画を参考にしてください。http://www.catallaxy.jp/Branch/%E7%89%B9%E5%88%A5%E8%AC%9B%E7%BE%A9.html
私なりに理解すると、戦前オーストリアを主体とするオーストリア学派が生まれ、その後アメリカに渡られた第2世代のルードヴィッヒ・フォン・ミーゼス氏の「人間行為の経済学」が発刊された。経済学の出発点が「人間行為」であるとのこと。
戦後から主流をなしたケインズ経済主義が昨今の金融バブル崩壊などから限界を呈している。その経済思想に変わるものとして、オーストリア学派もその一つとして台頭してきている。マイノリティーではあるが、オーストリア学派のシンパの人たちは世界中にいる。中央銀行を否定する自由経済主義であるオーストリア学派が、未来の日本を救うかもしれない。
講義の内容紹介に入る前にオーストリア学派を理解しなければならないので、このようにだらだら書いてしまった。