markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

自立経営

体力が消耗してきたり病にかかると、それを回復するために人間は薬を飲んだり体を休めたりする。動物はじっと動かないで体力の回復を待つそうだ。
経営に関しても同じような場面がある。時代の流れやその経営環境の悪化により、企業の体力が消耗する事がある。そのような時、無暗にお金を借りたり、誰かに頼りたくなる。
その気の隙間を付け込んで、駄目になりかけている企業から甘い言葉で更にお金を奪い取り、会社をつぶすハイエナのような人間たちもいる。まるで、昨日見た樹木に絡む蔦のように、光を求めて終いにはその樹木を枯らす。お金が減りつつある時、人は一攫千金を夢見る。そして更になけなしのお金をつぎ込む。駄目になる時の経営者は、儲け話をたくさん持ってくる。そんな良い話があればこんなことにはならないはずなのに。
「大変な時ほど人に頼らず、自立本願で状況に応じ身を縮め、時の訪れるのを待つ心構えが大事。」
また災いは己の心にある見栄で、誰もが窮地に陥ると虚勢を張りたくなる。そしてすべてを失った人を見てきた。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり」のことわざではないが企業譲渡も選択肢として考える。そもそも企業とはその事業をもって社会に貢献するのだから、赤字経営は社会にとって不要と言われていることだ。しかし、単年度で考えずその収益構造をもって判断しなければならない。なぜなら各事業により投資の回収スパンが違う。