markdadaoの日記

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糖度9度のトマト



私たち組合のKさんは、糖度9度のトマトを栽培している。この甘さを作るのは水の管理によるそうだ。そして彼は学生時代より研究栽培している。
種を8月に撒き、翌年の1月から6月が収穫期。毎日3回休まず、苗木の状態を観察しながら水と肥料をやる。水やりを多くするとトマトは大きくなるが味が薄く、甘さがなくなり水っぽくなる。市販のトマトがこれだそうです。しかし水やりを絞ると逆に味が濃くなり甘さが出てくるのだがトマトは小さくなる。そこでその中間を狙って管理するそうです。
ただ天候の影響(雨や雪そして寒暖差)が大きく、更にトマトは花から実をつけるのに3カ月がかかるので気が休まらない。昨日も雨が降り、味が変わるので毎日状況判断して、水と肥料のコントロールが欠かせない。
有機栽培が評判だが彼はこの肥料に一言があり、窒素・リン・カリウムが含まれた無機質の肥料(液体肥料)で管理している。固形の有機肥料も地中で溶けて、初めてその養分を植物が吸収する。更にトマトときゅうりでは肥料も違う。そして時間をかけて肥料が分解されて植物が吸収する。従って彼のように毎日水と一緒に肥料をやるには無機肥料が有効なようだ。
日々の細かい水やりは、根気と時間をかけている。従って製品価格も高くなるのだが、健康・本物思考の団塊世代には受けると思い、弊社ではこのようなコンセプトのある野菜を多種販売する予定である。