markdadaoの日記

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外国人の就業後押し


今朝の日経のTOP記事に「外国人の就業後押し」として看護師・介護士が記載されていた。
私たちは外国人研修生の受け入れもやっており、一昨年から受け入れ病院の考え方や送り出しの国(フィリピン)の病院関係者からの意見を聞いていた。
その当時の感想は、FTA自由貿易協定で日本経済の構造上必須な協定であるが、EPA経済連携協定)は人の移動や投資が含まれており、特に法務省厚生労働省は前向きではないように感じていた。
従って、受け入れ病院は採算に合わない負担を強いられ、送り出し元は3,4年間の病院での労働だけで日本の資格を取る困難さを知っており、アメリカやカナダなどの英語圏への就労を希望するナースが多い。
案の定2年目の募集では、受け入れ人数が募集人数に満たなかった。これは日本の両省庁の思惑通りであったかもしれない。募集しても相手国の希望者が少ないのは日本側の問題ではないと。
外国人実習生の応募者の考え方は一般就労による所得の場を求めてくるのに対し、ナース関係者は長期的な安定収入であり、アメリカなどにナースとして就労された人たちは経験を踏むと、聞いた話では月収30万円以上で親族も呼び寄せることもできるので、比較して日本の制度に不足を感じているのだろう。
中国とフィリピンのナースは質がいいとのことで、世界でも多く就労されており、私のように中国とフィリピンで入院し、律義で正義感ある中国看護婦さんとフィリピンナースのホスピタリティある親切さを経験した患者は納得できる。
今回は政府主導で受け入れ制度の改善に乗り出すとのこと。国家経営を勘違いしているわずかではあるが、力がある官僚達に負けないで、政府の議員さん達の成功を期待する。(日本の老人予備軍の一人より)