markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

Julie & Juliaとブログ

家族で映画の話になると、私は疎外される。決して私が映画音痴であるのではなく、皆が異常のほど映画のことを良く知っているのでレベルが合わないだけのことである。従って以下の通り私なりに映画のことを少しは話せる証を記述する。

http://www.julie-julia.jp/
Julie & Juliaを機上で先行上映を観る。フランスで修業した人気料理家Julia Childと彼女のレシピを、半世紀の時代を超えて毎日再現しブログで公開したニューヨークに住むJulie Powellの実話に基づく映画。主演はMerly StreepとAmy Adams
一般的には料理の事や女性映画としての批評がある。しかし私にはJulieがブログから作家へ転身することができ、Juliaは本を出版して料理作家そして料理TV番組の先鞭となったパブリケーションとしてのシンデレラ物語に共通点を見出すと同時に、「一人で出来るフランス料理のレシピ」というコンテンツのアイデアがヒットを生んだと考えられる。

従ってブログの影響力はコンテンツによるものだと。そのアイデアは目に見えない読者の心の中にあるのではと暗示している。
自叙伝は、一人の人間の生き方をたどることができ、自らの人生を応援してもらったり勇気づけてもらえるので、好んで読むことが多い。
そもそも人間はわがままなもので、人ごみや順番で列を並んでいる時は人の多さにうんざりするが、人が一人もいなければまたは孤立状態は淋しいものである。人は孤独で生きるには辛すぎる宿命をもっているのでは?
そして人間の弱さと強さをベースにそれぞれの道を歩む、その姿に人々は共感するのかな。
これらを極めて主観的に表現できるブログを発明した人が、世界中でこのような展開になることを予期していたならば、人間を深く理解する天才であろう。