markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

フィリピンの河川浄化実験2

満潮時は朝の1時間ぐらいで、水位は約1mとのこと。干潮時が40cm程度なのでロープを緩め、炭素繊維の設置高さを調整した。
想像つかなかったことだが、地元の子供たちが遊びに使えるためこのロープを外そうとしていたそうだ。それをバランガイ警備の人たちが見つけ注意をしたそうです。私たちは炭素繊維に価値を見ていたのですが、黒くて汚らしそうなので目をくれていないそうです。
この炭素繊維の設置場所をバランガイ警備詰所のそばにしたことは正解であった。この反省から、通り面にこの事業の案内看板をつけるのと同時に、河川現場そばの岸辺にもこの事業の説明を解説図で現した看板を立て、一般の人の協力を得ることとした。とにかく初めての試みで、苦戦をしているがこれを乗り越えれば自然環境の回復が計れる。
良いことや奉仕活動のボランティアの言葉に胡坐をかき、なんでも正論として世の中に通じるとは言えない。まず、日本側の関係者に理解を求め、現地の人たちの賛同を得るための説明が必要であることを痛感。新事業を立ち上げるのに、進捗と想定外の問題を解決しなければならない大きなエネルギーを求められる。それと同時に周囲の人たちへの説明と理解を求めて行かねばならない。従って、行動を共にしていただけるマスコミのありがたさを感じる。