markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

フィリピンの河川浄化実験


歴史的な台風の被害を受けた翌々週、炭素繊維を河川に設置し2週間目となる。写真の通り固形ごみに炭素繊維群が埋もれた状態であった。臭いもひどくとてもがっかりした。






近所の住民3家族をインタビューしたところ、我々の認識とは逆の返答であった。「朝起きてムッとする悪臭が無くなった。真っ黒な川の色だったが、最近透明度が戻ってきた」(左はインタビューの様子)
悪臭の原因は信じられないが住宅地に豚小屋があり、その臭いにあった。固形物のゴミ片づけを行い、上流から流れてくるゴミは炭素繊維群に絡まないように、フェンスで囲むこととした。
現地日系の新聞レポーターの大矢さんが現場の写真とインタビューを行っていただいた。
満干潮の差が1m程度あり、また豪雨があれば更に2mほど水面が上がる。先般の台風は6mの異常水位となった。このような環境の中、炭素繊維の設置方法に工夫が必要であった。しかし、初めての経験であるため、現状の方法がベストとは思えないが。
ロープに4,5枚の西陣織した炭素繊維布を50cmおきに50m設置。水面の高さを維持するため、相当数のペットボトルをこれらのロープに固定する。
明日満潮時に再度現場を訪問することとした。