markdadaoの日記

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倫理観の高揚と業績の向上は完全に一致する

5年後の日本のロータリー - markdadaoの日記のコメントを、前橋RCの本田さん(次年度会長)よりメールにていただきました。(ご本人の承諾を得て掲載してます)

ブログにコメントしようとも思いましたが、意を尽くせないと考え、メールにて感想を述べます。
問題意識・危機感に全面的に共感します。

ただ、「超我の奉仕」とかきれいごと言っても、利益が出なければどうしょうもないではないか、というような、倫理観の高揚と企業の業績をTRADE-OFFの関係だと思っている人が多いのが、ロータリーの力が衰弱している表れではないかと思います。

「ロータリーの基本」という研修資料にも書きましたが、ロータリーの「奉仕の理想」の真意は2つのモットーで示されているように、「まずサービスを自己の利益や都合より優先させよう。利益はサービスの結果である。相手のために最善のサービスをすれば、その報いとして最大の金銭的な利益と、大きな精神的満足が得られる」ということです。

「サービスが先、利益は後」というスローガンを掲げてクロネコヤマトの宅急便を日本人の生活になくてはならないサービスにまで成長させた故・小倉昌男さん(ロータリアン)は、きれいごとを言ったのでしょうか。

自利と利他の対立を止揚すること、倫理観の高揚と業績の向上は完全に一致すること、そういうロータリー理念が本来持っている力を本気で信じている人がどれだけいるか、ということです。

本田さんはご自分ではまだ修行中の身とおっしゃっておりますが、ロータリーライフやご自分の生き方に哲学を持っており、私としては学ぶことが多い、師の一人であります。